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ユース取材ライター陣が推薦する「クラセン注目の11傑」vol.3

ゲキサカ / 2022年7月23日 6時5分

FW内野航太郎(横浜F・マリノスユース 3年)
2年生だった昨シーズンのプレミアリーグでは13得点をマーク。今シーズンはここまで11試合で12得点と、さらなるハイペースでゴールを量産する生粋のストライカーは「正直“分母”が多いですし、チャンスも去年からたくさん作ってもらっているので、チームメイトに感謝したいです。自分はそこを決められなくなったら価値がなくなると思っているので、本当に何点獲っても満足できないですし、何点でも多く獲れるようにやっていきたいです」と現状に満足する様子は微塵もない。憧れの選手はバルセロナへと移籍したレバンドフスキ。理由は「ちょっと理不尽な、チームが苦しい中でもボールが入ったら決めるみたいなプレーに、凄く惹き付けられました」とのことだが、何もないところから理不尽にゴールを奪うのはこの男もまったく同様。今大会の超有力な得点王候補である。

FW熊田直紀(FC東京U-18 3年)
『大器』というフレーズが最もしっくり来るような、スペシャルな才能を持つ選手であることに疑いの余地はない。今季のプレミアリーグでは11ゴールを積み重ねており、前橋育英高との一戦ではハットトリックも達成したものの、試合後に「ゴールを獲れるだけ獲って、その試合に勝てればいいので、その試合で何点という目標は作っていないです」とクールに言い放った言葉に、底知れなさを感じさせられた。U-18日本代表候補合宿では10番とキャプテンに指名されるなど、代表スタッフからの期待も非常に高いが、本人は「そういうのは気にしていないです」とどこ吹く風。ただ、寡黙なタイプではありながら、じっくりと考えて話す言葉には、以前より確かな意志が宿り始めている。いよいよ完全開花を迎えつつあるこのタレントが、どこまで突き抜ける選手になるかが非常に楽しみだ。

FW高橋輝(大宮アルディージャU18 3年)
もともと速かったが、凄味が増している。「1試合で何回か絶対にドリブルで何人も相手を剥がして、チャンスを作りたいということはずっと考えています」という言葉を証明するような、左右両足を自在に操るドリブルからのチャンスメイクに加え、最近では自らゴールを獲り切る決定力も完備。プレミアリーグでも川崎フロンターレU-18との一戦では、スピードと力強さの“合わせ技”のようなとんでもないドリブル突破でワンチャンスをモノにして、首位の連勝ストップの立役者となった。今大会に向けても「アカデミーの歴史を変えることは、高1の時からずっとずっと持っている想いなので、そこをまずは目標として、その中で自分の結果が付いてくればいいかなと思っているので、勝利に貢献したいです」ときっぱり。世代有数のスピードスターは、大宮U18の歴史を変えられるか。

■執筆者紹介:
土屋雅史
「(株)ジェイ・スポーツに勤務。Jリーグ中継担当プロディーサーを経て、『デイリーサッカーニュース Foot!』を担当。群馬県立高崎高3年時にはインターハイで全国ベスト8に入り、大会優秀選手に選出。ゲキサカでコラム、『SEVENDAYS FOOTBALLDAY』を連載中。著書に「メッシはマラドーナを超えられるか」(亘崇詞氏との共著・中公新書ラクレ)。」●【特設】第46回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会

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