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[MOM3940]昌平DF上原悠都(1年)_“持っている”1年生SBが全国大会初戦で公式戦初ゴール!

ゲキサカ / 2022年7月24日 18時48分

先制点を挙げて勝利に貢献した昌平高の1年生DF上原悠都

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.24 インターハイ1回戦 昌平高 3-0 生駒高 徳島スポーツビレッジピッチB]

 高校入学後の公式戦初ゴールを、この大事な全国大会の初戦に持ってくるあたりに、持っている星の強さを感じずにはいられない。ただ、話す口調はまだまだ15歳のそれ。そのギャップも実に微笑ましい。

「コーナーは(津久井)圭祐とか(石川)穂高が点を決めるイメージがあって、自分は相手を邪魔する感じだったんですけど、たまたま自分を越えて、後ろの子に当たってこぼれて、たまたま自分の前に来て、チョンと触ったら入っちゃったみたいな感じでした。嬉しかったです」。

 U-16日本代表候補にも選出されたばかりのライジングルーキー。昌平高(埼玉)の右サイドバック。DF上原悠都(1年=FC LAVIDA出身)が得点という確かな成果で、チームの初戦突破に貢献してみせた。

「初戦ということもあって、全国大会も高校になって初めてですし、自分も含めて入りは緊張もあって、全然上手く入れなかったです」。上原の言葉を待つまでもなく、チームには緊張感が間違いなく漂っていた。その中でも2つのチャンスを掴んだものの、どちらも相手GKのファインセーブに阻まれる。まだ序盤とはいえ、少し嫌な空気が漂い出したタイミングで、この1年生の“得点感覚”が突如として輝く。

 前半12分。MF荒井悠汰(3年)が蹴った右CKは、ゴール前にこぼれる。敵味方が入り乱れる混戦の中で、3番が目の前に現れたボールを夢中で押し込むと、緩やかな軌道はそのままゴールネットへと到達する。「自分でゴールを獲れたのは凄く嬉しかったです」と笑った上原に、群がって頭を叩く“先輩たち”。実はこれが高校に入ってから初めて手にしたゴール。喜び方のぎこちなさに、その“意外性”が窺えた。

 ところが、「そのあとも前半はそんなにうまく行かなくて、ゴールを決められたけどうまく乗れなかった感じでした」とは本人。チーム自体もいつもの攻撃のテンポがなかなか出てこない中で、自身もしっくりこない感覚を持っていたという、

 それでも、ハーフタイムを挟むと「後半は身体が軽くなりましたし、やることを整理したことで切り替えがうまくできました」とようやく本来の持ち味を披露。藤島崇之監督も「彼の粘り強さは出ていましたね。しっかりとしたディフェンスの対応もやりながら、運動量も充実していますし、それが1つの自信になって、明日も良いパフォーマンスが見られれば良いかなと思います」と一定の評価を口に。後半途中で交代したものの、ゴールまで記録する堂々の“全国デビュー”を飾ってみせた。

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