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指揮官と選手の織り成す「化学反応」の効果。念願の全国を楽しんだ九国大付が選手権4強の関東一に劇的勝利!

ゲキサカ / 2022年7月24日 23時1分

 九国大付は毎年のように好チームを創り上げながら、近年はあと一歩で全国出場が叶わず、悔しい想いを突き付けられてきた。「僕に監督が代わって4年目なんですけど、何回も決勝でPK戦で負けたり、押しているゲームの中でもなかなか点が獲れなくて負けてしまったりとか、煮え切らないところがあって、『やっぱり一番になるというのは難しいな』という想いはありました。今回何とか全国に出たことで保護者やOBも含めていろいろな方がここまで足を運んでくれたので、本当に念願というか、凄く思い入れは強かったですね」と江藤監督が話せば、「今日は遠い徳島までたくさんの人が来てくれて、1個勝利を届けられたことは本当に嬉しいです」とは米山。まさにチームを取り巻くみんなで掴んだ1勝だけに、格別の想いがあったようだ。

「皆さんに注目して戴ける大会ですし、改めて出ると『ああ、いいなあ』って。あまり『勝つぞ、勝つぞ』というよりは、しっかり楽しみながらやりたいなと思っていましたし、ここまで来れば弱いチームはどこもないので、相手との駆け引きを楽しみながら、しっかり結果を出していこうということでやっていたので、やっぱり面白かったですね」と笑顔を見せた江藤監督は、実は化学の教員。「この勝利を“化学”的に表現するとどうなるでしょうか?」というムチャぶりに、答えてくれたのが冒頭の言葉である。

 途中出場で主役をさらっていった山本は、ここからの目標を問われると、きっぱりとこう言い切った。「チームとしては歴代最高記録が3回戦進出ということで、そこを超えられるように頑張りたいと思います」。

 ようやく辿り着いた全国の晴れ舞台。楽しみながら、真剣に勝利を追求する指揮官と選手たちが織り成す“化学反応”の爆発こそが、九国大付の新たな歴史を切り拓いていくに違いない。

(取材・文 土屋雅史)●【特設】高校総体2022

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