失点直後に交代出場MF岩崎が決勝点!選手権準Vの大津が瀬戸内振り切り、3回戦進出!

　大津は14分に2人を入れ替えてMF中馬颯太(3年)とMF岩崎大翔(3年)をピッチへ送り出す。瀬戸内は浦岡がカットインでゴールに迫り、アイディアあるセットプレーも交えて反撃。GK西中心に守る大津はクロスなどからゴール前までボールを運ぶものの、決定打を放つことができない。

　1点差のまま粘った瀬戸内が歓喜を起こす。FW小田虎哲(2年)を投入した直後の29分、PA左角付近で間接FKを獲得。ボールの位置に3人の選手が立ち、サインプレーから江川が右足を振り抜く。これが逆サイドのゴールネットを揺らし、1-1となった。

　だが、大津は31分、再び押し込むと、右中間から岩崎が右足一閃。対角に放ったシュートがゴールネットに突き刺さり、再び勝ち越した。大津はFW山下景司(1年)投入直後の35+5分、セットプレーから小林が右足で決めてダメ押し。最後はMF稲田翼(2年)を送り出した大津が苦しみながらも初戦を突破した。

(取材・文　吉田太郎)●【特設】高校総体2022