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6月以降複数得点のなかったFC東京U-18が4発大勝!仙台ユース下し、決勝T進出に大きく前進

ゲキサカ / 2022年7月25日 19時9分

 仙台ユースは後半、トップ2種登録のDF山田泰樹(3年)が積極的にオーバーラップを仕掛けたり、シュートを放ったりなどいくつかチャンスをつくったが、FC東京U-18は逆にDFラインの背後を突く。そして後半14分、U-16日本代表MF佐藤龍之介(1年)がインターセプトからゴール前にドリブルで突進してのシュートで、ダメ押しの4点目が決まる。試合はこのままFC東京U-18が大勝。第3節の磐田U-18戦で8点差以上の大敗をしなければグループステージ突破が決まるため、大きな1勝となった。

 快勝したFC東京U-18だが、直近のプレミアリーグEASTは3連敗。また6月以降の公式戦は複数得点もなかった。前日の無効試合となった熊本ユース戦も0-0の引き分けと苦しい状況だった。奥原崇監督は「リーグ戦や昨日不成立となった試合も勝てていない状況の中、チームとしてのまとまりで相手を上回れるかが大きな課題でした。早い時間に点を取れてチームがまとまっていく勇気を得られたのが大きかった」と語り、先制点を早い時間に取れて、団結力を持って戦えたのが大きかったという。

 その先制ゴールを決めた永野も「スタッフや選手全員で声を出して、今日に向けて良い雰囲気づくりができていましたし、個人個人がこの試合で絶対勝つために、昨日の夜の過ごし方もみんな意識しながら取り組めたのが結果につながりました」と納得の表情。チーム全体が良いモチベーションでこの試合に臨めたことも大きかったようだ。

 第3節の対戦相手磐田U-18について奥原監督は「春先の練習試合でがっつりやられています。プレミアリーグWESTでも調子が良いようなので、どれだけ通用するか楽しみです」と勝ってノックアウトステージ進出を決めようと意気込んでいた。

 一方、敗れた仙台ユース木谷公亮監督は「点差は開きましたけど、自分たちがやるべきことやできることを70分継続してやってくれたので、次につながります」と語り、前半の失点がセットプレーだけだったこともあり、監督就任から1年半積み上げてきた組織的な攻撃・守備を見せられたことを評価した。

 しかしながら特に前半は相手に押し込まれ続け、セットプレーの守備で強さを見せられなかった。「東北にいたら気づかないところがこういう大会で彼らに与えられました。課題をどう生かすかは選手それぞれですし、われわれ次第だと思います」と、この結果を今後の選手の成長につなげたいという。

 それでも第1節磐田U-18に勝利したため、FC東京が第3節で勝つか引き分け、もしくは磐田U-18が8点差以上で勝てば、GK田中勘太(いわき)、DF小島雅也(群馬)、MF佐々木匠(愛媛)、FW吉田伊吹(秋田)を擁し全国ベスト4進出して以来、7年ぶりのノックアウトステージ進出が決まることになる。

 木谷監督は「試合があると思って準備するだけ」と語り、山田は「上がれるとなったら絶対もっと強いチームと当たると思うので、今日出た課題を修正することが、チームの成長に必要です」。高橋も「もっと全体で気を引き締めて、簡単に失点しないようにしていけたら良いなと思います」と次戦を見据える。全員が28日のラウンド16を戦えると信じて、最善の準備を尽くす。 

(取材・文 小林健志)●【特設】第46回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会

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