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ここからは去年を「超える」ための大いなるチャレンジ。中京大中京相手に5発快勝で岡山学芸館は2大会連続の全国8強!

ゲキサカ / 2022年7月26日 19時44分

岡山学芸館高は前回大会を「超える」ための準々決勝へと勝ち上がった

[7.26 インターハイ3回戦 中京大中京高 0-5 岡山学芸館高 徳島スポーツビレッジピッチB]

 とうとう『並ぶ』ところまでは漕ぎ付けた。ここからは『超える』ための大いなるチャレンジ。悔しい思い出も、苦しいトレーニングも、すべてはこの先へと進むために必要なものだと信じて、日々の自分と向き合ってきたのだから。

「新チームの立ち上げ当初から、去年の先輩を『超える』と。全国ベスト4以上を目指そうという目標を掲げてチーム全体でやってきたので、まずは同じラインに立てたというところで、次の試合にすべてを懸けたいなと思います」(岡山学芸館高・高原良明監督)。

 まずは昨年の成績に並ぶ全国8強へ、堂々進出。令和4年度全国高校総体(インターハイ)「躍動の青い力 四国総体 2022」男子サッカー競技(徳島)3回戦が26日に行われ、徳島スポーツビレッジピッチBの第1試合で中京大中京高(愛知)と岡山学芸館高(岡山)が激突。中京大中京も粘り強い守備で対抗したものの、前半終了間際にMF木村匡吾(3年)がミドルを叩き込んで先制した岡山学芸館は、後半に入って4点を追加。5-0の快勝で準々決勝へと勝ち上がった。

 立ち上がりから岡山学芸館の勢いが鋭い。前半2分に木村が枠内に打ち込んだミドルを号砲に、右のMF岡本温叶(3年)、左のFW今井拓人(3年)と両サイドハーフを巧みに使ったアタックを連続して披露。14分にはDF中尾誉(3年)を起点に、今井の左クロスに飛び込んだMF田口裕真(2年)はわずかに届かなかったものの好トライ。20分にも田口のパスから、今井が放ったシュートは中京大中京のキャプテンを務めるDF伊藤凛人(3年)の果敢なブロックに阻まれたが、攻勢を強めていく。

「簡単に背後を取られないように、自分たちのディフェンスを崩されないように、というところはミーティングから話していました」と鈴村真平監督が明かした中京大中京は、押し込まれながらもDF出崎蓮太(3年)とDF渡辺晴斗(2年)のCBコンビを中心に築く堅陣。「自分たちのペースでボールを握れていましたけど、最後のところで決め切れずというのが続きましたね」とは岡山学芸館のキャプテン、DF井上斗嵩(3年)。スコアは動かないまま、時間が経過していく。

 そんな均衡を打ち破ったのは、6番を背負ったコンダクター。前半終了間際の35+2分。右サイドで田口からのパスを引き出した木村は、やや距離のある位置から左足一閃。繰り出された軌道はゴールネットへ豪快に突き刺さる。「ああいうシュートはよく狙うんですけど、うまく入ったことはそんなに多くないので、嬉しかったです」と笑った木村のゴラッソ。岡山学芸館が1点のアドバンテージを握って、最初の35分間は終了した。

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