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宮市亮の感涙メッセージに心打たれた横浜FM喜田拓也「必ず最後にシャーレを渡すと彼に誓いたい」

ゲキサカ / 2022年7月31日 5時30分

「彼自身もチームが必ずタイトルを取るために表であろうが裏だろうが全力を尽くすと言ってくれた。それこそが彼がこれまで示してきたもの。これだけたくさんの人たちが激励してくれて、愛されているのは普通のことじゃない。もしかしたら彼自身も感じていることかもしれないし、僕が偉そうに言えるわけじゃないけど、これだけたくさんの人に響く人間性、彼自身が持つ魅力がそうさせているんだと思う。だからみんながついているのは忘れないでほしいと何度も伝えさせてもらった」

 さらに喜田は「最後、一番上に自分たちが連れて行って、必ず彼にシャーレを渡すという僕らの使命ができた」というタイトル奪還に向けた並ならぬ決意も口にしていた。

 2019年に15年ぶりのリーグ優勝を果たした当時もそうだったが、喜田はタイトルに話が及ぶたび、基本的に「目の前の試合」にフォーカスする姿勢を強調し続けてきた。この日も「自分たちには勝たなきゃいけない理由がある」としながらも「それがなくても勝ち続けなきゃいけないんだけど……」とプロフェッショナルとしての矜持をのぞかせつつ、言葉を選びながら発していた。

 しかし、それでもなお「優勝」「シャーレ」という言葉を次々口にしたのは、それほどに宮市への思いを強く持っているという証であろう。

「最後、一番上に連れて行って、マリノスが優勝した時に彼自身の名前が残るということが彼が一番報われることだと思う。そこへの貢献は今日の試合だけじゃなく、絶対に忘れないし、彼の思いを持って戦い続ける。今日だけで忘れることは絶対にない」

「彼にとって何が一番報われるかというと、やっぱりたどり着くところはシャーレを渡すこと。先を見すぎているわけではないけど、目の前の試合を今まで通り全員で、全てをかけて準備して、戦って、行き着いた先がみんなの目指すところであれば、彼も必ず報われる気持ちになると思う」

 試合後のサポーターへのメッセージに表れていたように、宮市自身もチームに対して「必ずタイトルを取るために表であろうが裏だろうが全力を尽くすと言ってくれた」(喜田)という。だからこそ、そういった宮市の思いに報いるため、選手たちは宮市の復帰への道のりに寄り添いつつ、まずはピッチ上でのパフォーマンスに磨きをかけていく構えだ。

「彼自身には僕らが想像もつかないような日々が待っていると思うけど、辛くなった時は僕らがついているということを思い出して頼ってほしいし、彼のモチベーションだとか希望になるような姿を見せ続けることがチームメートとして、仲間としてできることだと思う。絶対に一人にはしないと約束したいし、必ず最後にシャーレを渡すと彼に誓いたい」(喜田)

 天王山となった鹿島戦の白星により、2位と勝ち点8差の独走態勢に入った横浜FM。残り11試合、試練と向き合う仲間の思いを背負い、勝たなければならない理由を胸に、覚悟を深めたトリコロールが3年ぶりの王座奪還に向けてラストスパートを仕掛けていく。

(取材・文 竹内達也)★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
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