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ACL敗退で自らに突きつけた“責任”…横浜FM喜田拓也「何度打ちのめされてもチームや仲間のためになりたい」

ゲキサカ / 2022年8月19日 5時0分

MF喜田拓也主将(写真右)

[8.18 ACL決勝T1回戦 神戸3-2横浜FM 埼玉]

 2年前に届かなかった“アジア8強”をかけてこの一戦に臨んだ横浜F・マリノスだったが、またしても壁を越えることはできなかった。前日会見で「2020年のベスト16で敗退したあの日の光景、あの日の景色を忘れたことはない」と並ならぬ決意を語っていたMF喜田拓也主将は試合後、「(この試合に)かけていただけに今の気持ちに相応しい言葉が見当たらない」と悲痛に切り出しつつ、自らに責任の矛先を向けた。

「やはり思うのはチームメートに、チームスタッフに、ファン・サポーターにもうこんな思いをさせたくないということ。自分にもっとチームを導く力があれば結果は変わったと思うし、この結果になった責任は自分にある。逃げたくないし、このチームとこの仲間を誰よりも思っているからこそ、もっと自分が力をつけないといけない。それが自分の果たすべき責任だと思う。どれだけ時間がかかっても、チームを救える男になりたい」

 ACLラウンド16はヴィッセル神戸との日本勢対決となったことで、手の内を知る相手に対策を打たれた横浜FM。攻撃ではビルドアップの出口、守備ではサイドバック裏が執拗に狙われ、持ち味の攻撃的なパスワークやプレッシングは大きく制限されていた。しかし、そうしたチーム全体の課題でさえも、喜田にとっては自らが解決すべき課題だと捉えている。

「サッカーの中身についてはまたゆっくり振り返って、チーム内で成長していくため、より良くなっていくために合わせて行きたいのが大前提としてある。ただ神戸さんがやりたいこと、どういう狙いで入ってきているかはある程度早く掴めて、そことの兼ね合いで少し自分たちのボールを握る時間が上手くコントロールできなかったということ。相手の狙いを凌駕する質、どの手を出すかの共通意識を持つところは、まだまだ上げていけるところではある。そういうところは、もっとこのチームならできると思う。そこも含めて自分がコントロールできれば良かったし、プレーだとか、チームを導くことに関しても、自分は完璧な人間ではないけど、何度打ちのめされてもチームや仲間のためになりたいというのはどんな時も変わらないし、そこから逃げずに責任を果たしたい」

 すでにルヴァン杯と天皇杯も敗退している横浜FMにとって、残されたタイトルはJ1リーグ戦のみ。現在の順位表では1試合消化が少ないながらも2位の鹿島と勝ち点5差をつけており、独走状態に入っているように思われるが、さらに2試合少ない川崎フロンターレとも勝ち点8差にとどまっており、1試合の勝敗で順位が入れ替わる状況でしかない。何より8月に入ってからの公式戦では4連敗中。3年ぶりのリーグ奪還に向けては、まずこの苦境を打破する必要がある。

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