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死闘制した浦和が3年ぶりACL決勝進出!! 絶体絶命ビハインドから120分ユンカー劇的同点弾、PK戦で西川が圧巻2本ストップ

ゲキサカ / 2022年8月25日 22時35分

浦和レッズがACL決勝進出

[8.25 ACL準決勝 浦和 2-2(PK3-1) 全北現代 埼玉]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は25日、準決勝を埼玉スタジアム2002で行い、Jリーグ勢で唯一勝ち上がっていた浦和レッズが3年ぶり4回目の決勝進出を決めた。2-2で迎えたPK戦で全北現代(韓国)を下し、東地区トーナメントを突破。西地区代表との決勝は来年2月、ホーム&アウェーで行われる。

 19日から中2日で続くACL決勝トーナメント3連戦もいよいよ最終戦。浦和は22日の準々決勝パトゥム・U戦(○4-0)と同じ11人をスターティングメンバーに並べ、準々決勝から先発のMF関根貴大を除く10人は3試合続けてのスタメンとなった。[スタメン&布陣]

 試合は拮抗した立ち上がり。最終ラインからのビルドアップで攻撃を組み立てる浦和に対し、全北は最前線に君臨する189cmのFWグスタボへのロングフィードでシンプルな攻め手を繰り出す。そうして迎えた前半7分にはヒヤリとするアクシデント。全北は右サイドからクロスを送ると、浦和はGK西川周作がキャッチしようとしたが、遅れて飛び込んだグスタボとDF酒井宏樹が交錯し、一時両者ともピッチに倒れ込んだ。

 それでも大事には至らず、プレー再開後の前半11分、さっそく浦和が試合を動かした。相手のクリアボールが右サイドでタッチラインを割ったが、ボールパーソンからすぐさまボールを受けたFWダヴィド・モーベルグがスローインでクイックリスタートすると、MF伊藤敦樹からのリターンを受けたモーベルグが相手DFの間を抜く浮き球パスを配給。これに抜け出した酒井がゴール前に鋭いクロスを送り、ニアに飛び込んだFW松尾佑介が押し込んだ。

 横浜FCから今季加入の松尾はこれで今大会6ゴール目。決勝トーナメントではお膳立て役に回る形が続いていたが、この大一番でついに結果を出し、得点ランキングでも東地区トップのFWゼカ(大邱FC)に1点差に迫った。

 その後は全北現代のパワーに押し込まれる場面もあったが、DFアレクサンダー・ショルツとDF岩波拓也を中心とした最終ラインが安定した守備を見せ、ひとたびボールを奪えば落ち着いたビルドアップでピンチを長く続けさせない。前半31分には速攻から伊藤が鋭いミドルシュートを放ち、GKイ・ボムスを強襲した。

 流れを取り戻しかけた全北は前半34分、早くも最初の交代カードを使い、トップ下のFWキム・ジンギュを下げて左ウイングのFWマドウ・バロウを投入。準々決勝の神戸戦で逆転に導く1ゴール1アシストを記録したガンビア人ドリブラーに反撃を託した。すると同37分、さっそくバロウの突破からチャンスを創出。最後はFWソン・ミンギュがペナルティエリア際から鋭いシュートを放ったが、ショルツがかすかに触って枠を外れた。

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