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インハイ日本一の主将がU-18日本代表でもリーダーとして勝利。MF徳永涼「優勝に繋げたい」

ゲキサカ / 2022年8月26日 10時17分

MF徳永涼(前橋育英高)はU-18日本代表のキャプテンマークを巻いて奮闘

[8.25 SBS杯第1節 U-18日本代表 1-0 U-18ウルグアイ代表 藤枝総合]

 インターハイ優勝校のキャプテンが、U-18日本代表のキャプテンとしてチームをまとめ、劇的な勝利へ導いた。

 04、05年生まれ世代で構成されたU-18日本代表は、SBSカップ初戦で難敵・U-18ウルグアイ代表に1-0で勝利。なかなか得点できない時間帯が続いたが、キャプテンマークを巻いたMF徳永涼(前橋育英高)は、「なかなか入らないのは育英でも経験していたので、決めれなかった選手が悔しがりすぎても絶対にプラスにならないので、声がけのところはプラスに、あとは『冷静になれよ』というところでコントロールは出来たかなと思います」と振り返る。

 カウンター攻撃を得意とするウルグアイに対し、守備のリスク管理を徹底。各選手が繋がりを持ちながら局面局面で対応し、無失点で試合を進めた。一方でサイド攻撃や中央からの崩し、セットプレーでチャンスを作りながらも決め切れず、焦れてもおかしくない試合展開。だが、徳永が「冷静にファイトできたと思う」と説明したように、選手たちは慌てず、「どこで受けたい」「どこにいて欲しい」とコミュニケーションを取りながら戦い続け、後半40+2分の決勝点に繋げた。

 決勝点はいずれも交代出場のMF坂井駿也(鳥栖U-18)、MF阪田澪哉(東山高)、MF 根本鼓太郎(桐蔭横浜大)が絡んでの得点。キャプテンは「チーム一丸となって、ベンチのメンバーもしっかりと鼓舞してくれたし、得点した選手もベンチから来てくれた選手だったので、チーム一体となってこの試合に臨めたのが勝因だと思います」と喜んだ。

 キャプテンを務める前橋育英では、今夏のインターハイで13年ぶりの日本一。徳永は技術力だけでなく、メンタル面、団結力も重視し、一体感のある戦いで接戦を勝ち抜いた。そのリーダーは今回、U-18日本代表のトレーニング、ピッチ外での振る舞いでもチームの先頭に立って行動。冨樫剛一監督の「トレーニングを見ていて、彼がキャプテンになるような人物だと思ったので」という信頼を得てSBSカップ初戦のキャプテンを務めた。

 徳永は、「自分が(キャプテンを)任されても良い準備をしようとずっと思っていたので、選んで頂いたことにしっかり責任を持って、自分にしかできないリーダーシップの取り方というのをこれからも出して優勝に繋げたいです」と力を込める。試合中も一際声を発し、コミュニケーションの数を増加。協力しながら一つになったチームは冷静に、貪欲に、白星を目指して勝ち切った。

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