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国体を戦えなかった世代がSBSカップで“王国”の実力示す!静岡ユースがPK戦でU-18日本代表撃破!

ゲキサカ / 2022年8月26日 22時14分

 序盤は技術、スピード感で勝るU-18代表がプッシュ。都築の攻め上がりから五木田がループシュートを狙い、またコンビネーションから徳永が右足シュートを放つ。また、阪田の縦突破などで相手ゴールに迫る。

 だが、静岡ユースは右SB渡辺が相手の注目ドリブラー・名願を食い止め、行徳、松田の両CBが声を掛け合い、また身体を張るなど粘り強い戦い。逆に岩崎が右足ミドルを打ち込み、渡辺のクロスを安藤が頭で合わせるなど攻め返して見せる。39分には、高橋が対峙した相手DFの股間を抜くドリブル。そして、山藤のスルーパスから斉藤柚が右足シュートを放った。

 U-18代表は後半開始から徳永とMF松村晃助(横浜FMユース)を入れ替え、静岡ユースは山藤に代えてFW後藤啓介(磐田U-18)を投入する。冨樫剛一監督が「ボールを大事にし過ぎたかな。シュート数が少なかったのでそういう話もしました」というU-18代表は交代出場の松村が存在感。4分、斜めのドリブルでゴール前へ侵入し、左足を振り抜く。その後も突破、ラストパスで決定機を演出したほか、果敢な動きで相手ゴールを脅かした。

 だが、U-18代表は14分に名願の突破から石川が右足シュートを放ち、21分には松村の突破、ラストパスに根本が飛び込むも決め切ることができない。U-18代表はMF下田栄祐(鹿島ユース)やFW高橋輝(大宮U18)、静岡ユースもMF斎藤晴(JFAアカデミー福島U-18)、MF森寧樹(富士市立高)を投入する中、U-18代表がスコアを動かす。

 後半29分、松村の右クロスのこぼれを名願が詰め、待望の先制点。さらに高橋や五木田が追加点を狙うU-18代表に対し、静岡ユースはMF寺裏剣(静岡学園高)、MF鈴木謙心(沼津U-18)、CB山本蒼太(藤枝明誠高)を送り出し、諦めずに同点を目指す。

 U-18代表は37分、DFヴァン・イヤーデン・ショーン(横浜FCユース)とMF高塩隼生(横浜FCユース)を投入。練習で一度確認していたという3バックへ移行し、逃げ切りを目指す。だが、アディショナルタイム、相手に負傷者が出た関係で返されたボールを連続でバックパス。そこからビルドアップしたところでミスが起きてしまう。

 U-18代表の冨樫監督は「南米の選手だったらどう時間を使ったのか。あそこまで(後方に)返す必要があったのか、1タッチする必要があったのか。戦術眼は我々、育成年代の課題になってくるのかなと思います」と指摘した。ここで静岡ユースは、インターセプトした斎藤晴が後藤とワンツー。そして、上げたクロスが相手DFのハンドを誘い、PKを獲得した。重圧のかかるPKを斉藤柚が右足で決めて同点。PK戦へ持ち込んだ。

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