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欧州視察中の森保監督が各選手の現状に言及「拓実が良い選手であることは間違いない」

ゲキサカ / 2022年9月2日 20時58分

オンライン取材に応じた日本代表の森保一監督

 日本代表の森保一監督が2日、報道陣のオンライン取材に応じ、8月下旬から行っているヨーロッパ視察の現況を説明した。

 8月24日朝に日本を出発した森保監督は、JFAオフィスのあるドイツ・デュッセルドルフを拠点に代表選手の視察を実施中。これまで26日のフライブルク対ボーフムでMF堂安律とFW浅野拓磨、27日のシャルケ対ウニオン・ベルリンでDF吉田麻也とMF原口元気、28日のケルン対シュツットガルトでMF遠藤航とDF伊藤洋輝、31日のアントワープ対ロイヤル・ユニオン・サンジロワーズでMF三好康児の現状をチェックした。

 視察先では多くの選手が出場機会を掴んでいる中、ウニオン・ベルリンの原口は出場がなかった。それでも森保監督は「私が見て感じていることだが、シーズンが始まってからは試合に出ていた。選手の補強であったりというところで同じポジションの選手が来ていて、出場時間が減っているのかなというところ」とチームづくりの過程にあると分析し、「完全にポジションを失ったというのではなく、ELもあるのでローテーションで考えていっているのかなというところ」と冷静に受け止めていた。

 またフランスでは背番号10のMF南野拓実(モナコ)が定位置を獲得できず、苦しいシーズン序盤となっているが、指揮官は「新たなチームでプレーしていることで、自分の存在感を見せるということと、チームの中で他の選手と連携連動して戦うことをいまクオリティーを上げているところではないかと思う」と配慮。「拓実がいい選手であることは間違いないので見せ続けてほしい。心配していない」と信頼を強調した。

 加えて森保監督はMF久保建英(ソシエダ)、FW伊東純也(スタッド・ランス)が代表チームとは異なる2トップの一角でプレーしていることにも言及。「二人だけではないが、選手たちが所属チームの中でプレーしていることについては活かせるところは活かしていきたい」とした上で、「これまでの活動のベースと、さらにチームのコンセプトはベースとして持ちつつも、オプションとして考えられるところは考えていきたい」と所属先に合わせた起用を行う可能性も示唆した。

 さらに国内に目を向けると、エース候補のFW大迫勇也(神戸)が戦線を離れている現状もある。「詳しい状態は把握できていないところもある」と心配そうに語った指揮官は9月の招集について「現段階ではまだ分からない」とした一方、「できれば9月の代表活動に参加してもらって、そこから11月のW杯に向けてというところで進んでいければと思うが、9月の活動に参加しなくても可能性のある選手は見ていきたい」とW杯での“ぶっつけ選出”の可能性も残した。

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