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幕を開けた日本一へのリスタート。インハイ決勝以来の公式戦に臨んだ帝京は三菱養和SCユースとドロー決着

ゲキサカ / 2022年9月4日 19時50分

FW秦優太のゴールで三菱養和SCユースが先制!

「夏からやってきたことが良い雰囲気で出せて、先制点を獲れたのは良かったですね」とキャプテンマークを巻くGK町田佳祐(3年)が話せば、「前半は1-0で行ければという感じでしたし、点を獲った形は、向こうのミスもあるんでしょうけど、狙っているようなイメージではありましたね」とは庄内監督。プラン通りの45分間をデザインした三菱養和SCユースが1点をリードして、前半は終了した。

「ハーフタイムにボールを動かそうということを徹底的に言いました。『前を向けるのに何で下げるの?もっともっと行こうよ』と話しましたね」と日比威監督に発破を掛けられ、後半のピッチに送り出された帝京は、すぐに“らしさ”全開のアタックで成果を手繰り寄せる。

 後半2分。左サイドでMF松本琉雅(3年)が時間を作り、上がってきたDF島貫琢土(3年)が繋ぐと、伊藤はライン際までえぐり切って中央へラストパス。ここに飛び込んだ齊藤のシュートがゴールネットへ到達する。「仲間が良い崩しでサイドからえぐってきてくれたので、自分は中でフリーになれる場所を見つけて、あとは来たボールを流し込むだけでした」というエースの貴重な同点弾。1-1。スコアは振り出しに引き戻された。

「できれば後半の最初の10分は点を獲られたくないと。そこを乗り切ったらと言っていたら2分で獲られたので、『おい!』という感じでしたね」と庄内監督も苦笑した三菱養和SCユースは、それでも10分に決定機。児平のパスから左サイドを抜け出した秦が枠内シュートを打ちこむも、ここは三菱養和SC調布ジュニアユースで腕を磨いた帝京のGK川瀬隼慎(2年)がファインセーブ。“古巣”相手にインターハイ優秀選手の力を見せ付ける。

 以降はホームチームが攻勢に。「日比先生にも言われたんですけど、ボールが来る前の動きをしっかりして、ワンタッチやツ―タッチでなるべく剥がすようにしたので、後半は自分も生きつつ、仲間も生かせたかなと思います」と語った齊藤へボールが入った後のサポートをチームが意識したことで、攻撃の厚みが改善。16分には松本の左クロスに、こちらも「ナミちゃんは小学生の時にスクールで教えていますから(笑)」と庄内監督も明かした、三菱養和SC巣鴨ジュニアユース出身のDF並木雄飛(3年)が決定的なボレーを放つも、枠を超えてしまう。

 終盤には双方に際どいシーンが。34分は帝京。右サイドをドリブルで仕掛けた齊藤が、マーカーとの接触でエリア内で倒れるも、主審の判定はノーホイッスル。38分は三菱養和SCユース。試合を通じて左足のキックに冴えを見せていた奥山の好クロスに、途中出場のFW依田悠希(3年)が合わせたヘディングはゴールを陥れるも、副審のフラッグが上がりオフサイドに。ともに勝ち越しの2点目は奪えない。

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