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幕を開けた日本一へのリスタート。インハイ決勝以来の公式戦に臨んだ帝京は三菱養和SCユースとドロー決着

ゲキサカ / 2022年9月4日 19時50分

 ファイナルスコアは1-1。「インターハイでも準優勝ということで今年の帝京高校さんは力があるので、我々もどれぐらいこの夏を超えたところでみんなやれるようになったのかなという、そこにチャレンジしようという中では、最後まで守備で凌ぎながら、カウンターを狙いつつ戦えたので、成長を感じたようなゲームでした。選手は本当に良く戦ってくれました」(庄内監督)「不運な失点からよく立て直したかなと思います。でも、最後のところでこうやって流れがどっちつかずになって、どっちが勝ってもおかしくない展開にしてしまったのは良くなかったですね」(日比監督)。意地がぶつかり合うような好ゲームは、双方が収穫と課題の両面を手にしつつ、ドロー決着となった。

 インターハイでは堂々の決勝進出。最後は前橋育英高に屈したものの、全国準優勝と同校にとっても久々に大きな成果を得た帝京は、この日の一戦がその決勝以来となる公式戦。各遠征で少し選手をシャッフルしながら、2週間ぐらい前からトップチームはリスタートを切ったという。

 日比監督は「準優勝して何が変わったかと言ったら、何も変わっていないですよ。彼らが浮き足立っているかと言ったら、そうではないと思うんですけど、やれるという変な余裕が生まれるのは嫌だなと。別に全国で優勝したわけでもないですし、『まだ何も残していないよ』と、どこかでもう1回締め直さないといけないですね」と今の心境を率直に語っている。

 キャプテンの伊藤は、周囲からの見られ方の変化も察しつつ、それ以上に自分たちのポジティブな変化を実感しているようだ。「相手が結構今までとは違う目をしてくるというのは感じますね。街中でもちょっと見られちゃったり(笑)。でも、そういう周囲の目を気にしている選手はいなくて、どちらかと言えば『自分たちがあそこまで勝ち上がったんだから、もう不甲斐ない試合はできないよね』という考え方で、決勝で最後に勝ち切れなかったことが、その後の遠征や練習試合で良い方向に動いているなとは感じていますね」。

 齊藤が話した言葉も印象深い。「日本一まであと一歩だったので、どのチームよりも悔しい想いをしましたし、まだまだ足りないこともあったんだなと思ったので、そこをしっかり見つめつつ、リーグ戦でどんどん相手を圧倒できるようなチームを作って、選手権でも頑張りたいです。ウチには良いメンバーが揃っていますし、日本一を獲れないことはないと思うので、みんなで切磋琢磨して、日本一という目標に向かって頑張っていきたいです」。

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