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大学日本一を目前に痛恨ミス…躍進支えた大院大守護神・梅田陸空の残酷な結末「自分の甘さが出た」

ゲキサカ / 2022年9月5日 9時29分

大阪学院大GK梅田陸空(4年)

[9.4 総理大臣杯決勝 国士舘大2-1大阪学院大 西が丘]

 大阪学院大初の決勝進出の立役者、GK梅田陸空(4年=大阪学院大高)。1回戦、3回戦、準決勝と合計6度のPKセーブを果たし、その活躍でチームを牽引してきた。しかし、決勝で訪れた残酷な結末。後半アディショナルタイムの痛恨ミスで、相手に優勝決定ゴールを与えてしまった。「最後にああいうミスをしてしまって、自分の甘さが出たかなと思います」と振り返った。

 無類の強さを誇るPKストップ以外にも、抜群の安定感でゴールを守ってきた梅田。だが、決勝では相手の決定機で痛恨のミスを起こす。前半20分、相手の左CKに飛び出したが、味方と交錯してボールをこぼす。その隙に無人のゴールに決められた。

 前半のうちに味方が点を取り返すと、その後は再びアグレッシブにゴールを守り続ける。「(CKでは)ミスした後も全部出て、最初はパンチングしてしまったんですけど、後半は全部キャッチしようと思って、しっかりキャッチできたので、そのへんはよかったです」。後半13分の相手のCKも体を投げ出してがっちりキャッチ。同35分の相手のクロスもすばやい飛び出しからセーブし切った。

 梅田の守備から、チームの攻撃にもいい流れは伝播し、大院大はサイドの攻撃から何度もチャンスを作る。しかし、今大会で特に梅田が意識していた国士大の守護神、GK飯田雅浩(4年=青森山田高)もスーパーセーブを見せる。1-1のまま試合は90分が経過して後半アディショナルタイムへ。会場の空気は延長戦、そしてその先のPK戦を覚悟するものに変わりつつあった。

「PK戦になったらやれる自信がありました。PKになるかもとよぎってしまったのもあります」(梅田)

 自身の勝利パターンになるかもしれないという思いが梅田の頭をめぐる。その気の緩みがおもわぬプレーを起こしてしまった。後半アディショナルタイム3分過ぎ、味方と相手の交錯によってボールが高く上がりながら自陣PA内へ。ボールには不規則な回転がかかっていた。梅田はすかさず飛び出す。

「回転をめっちゃ見ようと思って待ったんです。よく見ていたんですけど、それより回転していて、違うところに行ってしまった。はじき飛ばせるのをキャッチしてカウンターにと先を考えてしまった」。不規則にバウンドしたボールは梅田の身体を避け、相手選手にわたる。そのまま無人のゴールにシュートを決められた。

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