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[MOM3996]流通経済大柏DF萩原聖也(3年)_「流経のチアゴ・シウバ」が圧巻の守備で無敗の首位撃破の立役者に!

ゲキサカ / 2022年9月5日 20時15分

流通経済大柏高のディフェンスラインを牽引するDF萩原聖也

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.4 高円宮杯プレミアリーグEAST第13節 流通経済大柏高 1-0 川崎F U-18 流通経済大学付属柏高校グラウンド]

 首位を快走している川崎フロンターレU-18(神奈川)に1-0で競り勝ち、リーグ戦での初黒星を付けた試合後。流通経済大柏高(千葉)を率いる榎本雅大監督は、守備の手応えを問われて、こう語っている。

「特に萩原が良かったですね。かなり守備範囲が広がっていますし、簡単にボールを捨てないですし、彼を中心にかなり守備が堅くなってきていますね。この5試合で失点1なので、非常に守備は安定してきているなと思います」。

 難敵相手に好パフォーマンスを発揮した流経大柏のセンターバック、DF萩原聖也(3年= VITTORIAS FC出身)は試合前からやるべきことをしっかり整理していた。「自分たちも前半からボールを回されるのは覚悟していたので、ゴール前でどれだけギャップやバイタルを締めて、粘り強く守備をするかが求められると思っていました」。

 警戒していたのは、相手の中盤でのスムーズなボール回しとそこからの配球。「そこをどれだけ潰せるかが今回の試合の鍵だなと話していた中で、中盤の都築や竹原が頑張ってくれたので、川辺と自分はこぼれ球やロングボールを処理することに専念できました」と萩原。ドイスボランチのMF都築駿太(3年)とMF竹原伸(3年)が中盤で果敢に相手を潰し、縦へと入ってくるボールに対しては、基本的にDF川辺暁(3年)がチャレンジし、萩原が的確にカバーする。この棲み分けを徹底していた流経大柏は、リーグ2位の得点数を誇る川崎F U-18のアタックを1つずつ、丁寧に潰していく。

 個人としても、萩原にはマッチアップを楽しみにしている選手がいたという。「相手のフォワードの五木田(季晋)選手はウチの都築と一緒に代表に入っていて、そこを抑えれば自分の方が代表にふさわしいと言えると思うので、絶対に抑えてやろうと考えていました」。実際に対峙してみて、「あまり1対1のマッチアップはなくて、競り合いの場面が多かったんですけど、長いボールは全部五木田選手の頭を越えて、自分が弾いていた感じでした」と手応えを口にしながら、「でも、それは自分の方が有利な体勢だったからというだけですね」と謙虚な言葉を付け加えるあたりに、本来の性格が垣間見える。

 もともとカバーリングは得意なジャンル。この日もディフェンスラインの裏側に落とされたボールには、誰よりも速く反応し、GKデューフエマニエル凛太朗(3年)と声を掛け合いながら、正確な危機回避を繰り返す。だが、際どいシーンでは身体を投げ出して、厳しい1対1にも着実に勝利していく。

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