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eFootballを「世界で一番やり込んだ」男…世界制覇を果たした東京ヴェルディeスポーツTakaki、その努力の軌跡とは

ゲキサカ / 2022年9月6日 7時1分

──練習時間は嘘をつかないことを証明しました。
「ただやっているだけじゃ駄目だと思うんです。自分なりに工夫して、いろいろ考えながら僕もやっているんですけど、でもやっている時間が人より多いと、それだけ自信にはなりますね。あと大会の場数も経験になりました。去年も東京ヴェルディeスポーツで タイを配信拠点に開催されたアジアリーグに参加しましたが、真剣勝負の大会の場数を踏むことも大事だなと思いました」

──eFootballは昨年9月の配信時にバランスの悪さやバグが見られ、今年4月のリニューアルまでブランクがありました。
「その間は何もせず、今年4月からやり込みました。PS版だけで750時間、STEAM版を含めたら800時間くらいですね。試合数だと1500から2000試合はやっています」

──配信スタートの4月から大会までどのような生活でしたか。
「一日5、6時間プレーをしていて、大会前は12時間ですね。僕は夜勤でも働いているので、午後11時に家を出て帰宅が午前5時。帰宅後1、2時間やって寝て、午後1時に起きてまた2時間。その後は走って筋トレして、帰ってまたプレーする。ごはん食べてまた仮眠して、仕事に行くという形です。夜勤は、終電が終わった後に駅設備を回る仕事で少し肉体労働。体を動かすほうがいいですね」

──今回の賞金は1万3000ドルということですが、使い道は考えていますか。
「お世話になったプレーヤーたちとごはんを食べようかと考えています」

──eFootballを始め、サッカーゲームのeスポーツ選手たちはライバルとの仲がいい印象です。
「強い人と対戦してそこからつながる。仲がいいプレーヤーからほかのプレーヤーへ。そこからだんだん仲良くなって、大会の調整を行ったりもしますね。いま一番仲がいいのはうでぃさんで、毎日ボイスチャットをつないでeFootballをやるくらいです」

──東京ヴェルディeスポーツに2020年春に加入。この2年で日本を代表するプレーヤーまで上り詰めました。
「2年前は、まず日本代表にならないといけないという目標があって、やっと代表になれて世界で戦えて……という感じでした。2年経って日本代表になるのは、自分の中では当たり前になってきています。あとは世界でしっかりと結果を残さないといけない。そういう気持ちで毎日練習しています」

──eFootball Openの後は、プロサッカークラブが選手を選抜して戦う大会『eFootball Pro』があります。
「eFootball Proで活躍して、日本人のレベルの高さを海外に知らしめないといけない。今回eFootball Proに選ばれなかったとしても、継続して世界で活躍することを目標に頑張っていきたいです。日本人の選手がもっとeFootball Proに出られるように。それが僕の目標です」

──9月には『全国都道府県対抗eスポーツ選手権 2022 TOCHIGI』や『eJリーグ』も控えます。国体では出身でもある神奈川県代表として戦いますね。
「国体では、なかなか県の代表として戦うことがないので、そういう意味でも神奈川県代表として優勝したいです。楽しみですね」

(取材・文 石川祐介)

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