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山崎、坂本、永長、北野で4発!! U-19日本代表、流経大同世代とのテストマッチ制して“U-20W杯1次予選”へ

ゲキサカ / 2022年9月9日 6時16分

 すると前半に比べて最終ラインが安定し、配球面も改善。後半15分過ぎには春名に代わってGK木村凌也(日本大)が入って全員が出場すると、同19分には松田のスローインから左サイドを崩し、北野の右足アウトサイドパスから永長が決め、リードを2点に広げた。さらに同35分にはゴール正面から北野が左足を振り抜き、ダメ押しゴール。堅守を見せる流通経済大に攻めあぐねる時間も続いたU-19日本代表だったが、終わってみれば4-1の圧勝となった。

 試合後、冨樫監督は「流経さんにいろんな想定をしていただいて、相手に対しての攻守、リスタートのところで、頭でっかちになりながらサッカーをするというのが今日のゲームだった」と説明。流経大に“アジア予選”仕様の戦法をオーダーしていたことを明かし、「すごくリアリティがあって、良かったところも悪かったところもあって、いいトライになった」と総括した。

 コロナ禍の影響もあり、この世代は十分な国際大会の経験を積んできてはいない。U-18日本代表との兼任で、さまざまな選手を発掘しながらチームコンセプトを植え付けてきた冨樫監督は「薄く積み上げてきて、いまはまだミルフィーユの4層くらい」と現状のチームを控えめに評価する。だが、今回は内藤、保田、楢原、桒原ら年下世代を抜擢するなど、“薄く広く”の試みも機能。MF松木玖生(FC東京)、FW横山歩夢(松本)ら中心選手を欠く中ではあるが、「薄くやってきたことが表れている」と手応えものぞかせる。

 10日にラオスで開幕するU20アジアカップ予選は中1日で4試合を消化する厳しいスケジュール。ラオス、グアム、パレスチナ、イエメンと格下相手だが、世界行きの最終予選にあたるU-20アジア杯は来年3月、U-20W杯は来年5月に控えており、結果と内容をともに積み上げていく戦いが求められる。

「まだ1次予選だけどわれわれにとっては時間がないと思っている。アジアのチームがオーガナイズされて、積極的なサッカーをしてくるので、自分たちが変にダブルスタンダードで入らないように、もっと高いものを持って入っていければ」。そう高い基準を求めた指揮官は東南アジアでの短期決戦に向けて「セレクトが終わってチーム一丸となってやっていくしかない。横のつながり、縦のつながり、出ている出ていないにかかわらずチームに関わっていくのがわれわれの良さ。それをいかんなく発揮できるようにしたい」と一体感で乗り越えていく構えだ。

(取材・文 竹内達也)●【特設】AFC U20アジアカップウズベキスタン2023予選特集

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