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再び北信越の主役へ返り咲くために。“人間力改革”に着手しつつある新潟U-18は金沢U-18に2-0で快勝!

ゲキサカ / 2022年9月11日 18時48分

 すると、スーパーな一撃を披露したのはオレンジの右サイドバック。37分。右サイドでMF芹澤飛勇(1年)が時間を作って外へ付けると、駆け上がってきた長谷川は躊躇なく右足一閃。軌道は一直線に左スミのゴールネットへ突き刺さる。「持ち味はああいう攻撃の良さですけど、あんなゴールは僕も初めて見ました(笑)」と熊谷監督も驚く貴重な先制弾。新潟U-18が1点をリードして、最初の45分間は終了した。

 次に煌めいたのは悩めるストライカーだ。後半2分。新潟U-18はスムーズな連携で相手陣内まで攻め入ると、「本間至恩さんは意識しています」という10番と左サイドハーフを任されたMF石山青空(2年)とMF大岩徹平(3年)が繋いだボールは森田の足元へ。「練習からもう『力を抜いてシュートを打て』とコーチから言われていた」という9番が、粘り強く反転しながら打ち切ったシュートはゴールネットへ吸い込まれる。今季のリーグ戦初ゴールとプリンスリーグ初ゴールを同時に手にして、力強く咆哮する森田に笑顔で駆け寄るチームメイト。2-0。点差が開く。

 小さくないビハインドを負った金沢U-18も、反撃の手を繰り出す。8分には右サイドをFW平川稜(3年)が切り裂き、MF松浦魅空(3年)が枠へ収めたシュートは内山がキャッチ。23分にも高橋、松浦と回したパスから、中川が放ったシュートはここも内山がセーブ。ゴールが遠い。

「チーム全体で『ここは統一しよう』という意識を持ってやれたので、そこは良かったかなと思います」とキャプテンマークを巻くMF山根成陽(3年)も話した新潟U-18は守備も安定させながら、右は長谷川と芹澤、左はDF高野秀哉(3年)と石山の縦関係でサイドアタックからさらに狙う追加点。29分と36分には途中出場のMF丸山皓己(2年)が決定機を掴み、ここはともに金沢U-18のGK浦理貴弥(3年)がファインセーブで応酬したが、攻める意識を緩めない。

「立ち上がりや終盤に点を獲られて、ビハインドの状態でリスクを掛けて、という試合が今までずっと続いていたので、そこはきっちりコントロールしていこうという課題を持って夏ぐらいからずっとやってきたんですけど、今日はそれが上手く行き過ぎるぐらい上手く行った感じだと思います」と指揮官も笑顔を見せたように、ホームチームはゲームクローズにも思い通りに着手。最終ラインにはDF野村俊瑛(3年)を投入しつつ、前線にFW棚木晴斗(1年)とFW杉浦由泰(1年)を送り込み、前からのプレスを再度徹底させる。

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