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再び北信越の主役へ返り咲くために。“人間力改革”に着手しつつある新潟U-18は金沢U-18に2-0で快勝!

ゲキサカ / 2022年9月11日 18時48分

 そして、5分間のアディショナルタイムが終わり、スワンフィールドにタイムアップのホイッスルが。「素直に嬉しいですし、練習から守備の仕方をみんなで徹底したことが勝利に繋がったと思うので、そこをブラさずに90分間できました」(丸山嵩大)「サッカーのゲームを90分間どう続けるか、どうコーディネートしていくかという部分は、凄くみんなで意識してきた中で、今日はこういう形で良い状態に持ってこれて勝てたので、凄く良かったです」(山根)。新潟U-18が4試合ぶりの白星を手繰り寄せ、オレンジの歓喜を爆発させる結果となった。

 今シーズンから新潟U-18の指揮官には熊谷監督が就任した。2014年から18年までは鹿島アントラーズユースを率いて、プレミアリーグでの日本一も経験している名将は、外から来たからこそ、今の選手たちの現状を冷静に把握している。

「環境は他のJクラブに負けないようなものがあるんですけど、正直目標や目的意識がちょっと低いので、『プロを目指せるところにいるんだよ』というところをもっと真剣に捉えられるように、まずは意識改革しないといけないかなという想いがあります。やっぱり1つ1つのプレーや勝負のところはもう少し意識してやらないと、何となく試合をやって、何となくプレーしてということで、やっぱりサッカーに対しての準備や想い、勝負に対するこだわりが比較的少ないかなと。ただ、ちょっとずつそういう意識のある選手も出てきたので、これが良い方向に回っていくことで、今が“土台作り”とは言わないですけど、来年、再来年とそういう意識が変わっていけばいいなと思っています」。

アルビレックス新潟U-18を率いる熊谷浩二監督

 U-18から新潟にやってきた、埼玉のGRANDE FC出身の山根は「僕は小学校5年生ぐらいの時にアルビを知って、そこからアルビはアカデミーもずっと強いという認識があった中で、自分がここに来た時はその立ち位置にいられなかったところで、3年目こそは『強い新潟を取り戻したい』と思っていたんですけど、そこがまだうまく行っていないですね」と話しつつ、こう言葉を続けた。

「時間を守る、時間に余裕を持って行動する、忘れ物をしないとか、まずピッチ外のことができないと、ピッチ内にも影響が出ると思うので、それはずっとクマさんにも言われていますし、自分は特にそこを考えています。寮でのルールを作ったり、各担当を作って責任を持たせるとか、そういうところでピッチ外で積み上げていくものがだんだん増えていけば、ピッチ内もどんどん良くなって、強い新潟が戻ってくるんじゃないかなと思ってますし、そこに対しての意識はある程度できてきているので、そこを後輩が上手く続けてくれれば、ユースも良くなっていってくれるかなと思います」。

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