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[MOM3998]新潟U-18FW森田翼(3年)_チームに勝利をもたらした悩めるストライカーの今季初ゴールは努力と献身の結晶だ!

ゲキサカ / 2022年9月11日 18時51分

今季初ゴールにアルビレックス新潟U-18FW森田翼が吠える!

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[9.10 高円宮杯プリンスリーグ北信越第15節 新潟U-18 2-0 金沢U-18 デンカスワンフィールド]

 その瞬間。大きな雄叫びがピッチに響き渡る。それもそのはず。ずっと、ずっと、何よりも欲しかったゴールを手に入れたのだから、それぐらいの感情の発露は当然だ。駆け寄るほとんどのチームメイトが浮かべた笑顔も、その1点の価値をより如実に示していたことも、また間違いない。

「素直にとても嬉しいです。今シーズン初めて点を獲れましたし、プリンスリーグでもこれが初得点で、メチャメチャ嬉しかったので、全身に喜びが出ちゃいました。ここまで長かったですけど、やっぱり自分が点を獲ってチームを勝たせたいという気持ちがあったので、ゴールを決められて、チームも勝てたので良かったです」。

 アルビレックス新潟U-18(新潟)の9番を託された、悩めるストライカー。FW森田翼(3年=アルビレックス新潟U-15出身)は3年間のホーム最終戦で、今シーズンの公式戦初得点とプリンスリーグ初得点を同時に記録し、鮮やかに主役の座をさらっていった。

 森田は悩んでいた。長いボールが入ってきたら100パーセントで追いかけ、マイボールにするために100パーセントで身体を張る。守備のスイッチとなる前からのプレスも、常に100パーセントで掛け続ける。

「前線でボールを獲れたらそれが一番なんですけど、自分が前から行って、蹴らせて、センターバックに回収してもらうとか、そういうことは考えています」と自ら語るように、チームへの貢献度は攻守ともに間違いなく高い。

「フォワードはもちろん点も必要ですけど、それ以外の彼自身の良さとして、気迫あふれるプレーだったり、身体の強さでボールを収めることもそうですし、そういうところでチームに凄く貢献してくれています」と森田を評するのは、キャプテンのMF山根成陽(3年)。チームメイトも彼の献身性は認めている。だが、最も求められているゴールという結果が付いてこない。

「シュートのトレーニングのところで、割と力いっぱい蹴ることが多かったんですけど、練習の中で『しっかりコースを狙って』と言ってきた中で、最近は入るようになってきたんです」と明かすのはチームを率いる熊谷浩二監督。地道な練習は積み重ねてきている。あとは、ゴールネットを揺らすだけだった。
 
 1-0でリードして迎えた後半。開始早々の2分に決定的なチャンスがやってくる。MF石山青空(2年)とMF大岩徹平(3年)が丁寧に回したパスはエリア内へ。ゴールに背を向けながらパスを受けた森田は、鋭い反転で前を向くと躊躇なくシュートを選択。ボールはゴールネットへ鮮やかに吸い込まれる。

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