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[プレミアリーグEAST]夏冬連覇への鍵は「頭のインテンシティ」。インハイ決勝以来の公式戦に臨んだ前橋育英はFC東京U-18とドロー決着

ゲキサカ / 2022年9月12日 19時14分

「前育さんのビルドアップを自分たちが受けてしまって、そこから流れを持っていかれてしまいました」と今野も振り返ったFC東京U-18は、38分にその今野が直接FKを狙うも、カベに当たって枠の右へ。43分は再び前橋育英。MF山田皓生(3年)のパスから、高足が叩いたシュートは枠の上へ。直後にも高い位置でボールを奪った青柳がエリア内へ侵入するも、シュートは懸命に戻ったFC東京U-18のDF東廉太(3年)が間一髪でブロック。攻勢を続けた前橋育英が1点をリードして、前半は終了した。

「入りに失点してしまってからバックパスが増えて、プレスもあまり前から行けなかったので、そこが問題でした」と前半を振り返ったのはFC東京U-18のキャプテンを務めるDF土肥幹太(3年)。消極的な45分間を経て、ねじを巻き直したアウェイチームは、後半に入ると少しずつボールを動かしながら、相手陣内での時間を増やしていく。

 後半9分にはMF田邊幸大(2年)のパスからDF松本愛己(3年)が打ったシュートは根津にブロックされるも、直後に松本が蹴った左CKから、高い打点で東が当てたヘディングはクロスバーの上へ。18分には前橋育英も山内が鋭いボレーを枠内へ打ち込むも、西山がファインセーブで応酬すると、FC東京U-18も24分には松本の右CKに、MF生地慶多(3年)が合わせたヘディングは枠の右へ外れたが、相手も警戒していたセットプレーに同点への意欲を滲ませる。

 飲水タイムを挟むと、前橋育英には追加点のチャンスが立て続けにあった。29分。山田が右サイドを運んで打ったシュートは、DFがブロック。30分。根津のスルーパスに反応した高足が、右へ流れながら放ったシュートは西山がキャッチ。31分には高い位置でボールを奪い切った高足が、飛び出したGKを見ながら狙ったシュートは、ここも西山が懸命にキャッチ。「決定的なところも何本もありましたけど、追加点が獲れなかったですね」とは山田監督。その“代償”は終盤に待っていた。

 38分。FC東京U-18は右サイドの深い位置へ侵入すると、田邊が丁寧にクロス。「田邊選手と目が合って、自分の動き出しに綺麗に合わせてくれたので、あとは自分がしっかり当てて、決めるだけでした」という今野がダイレクトで叩いたシュートが、ゴールネットを鮮やかに揺らす。「本当にサッカーと向き合えているので、今は一番前目で信用のおける選手」と奥原崇監督も評した18番のファインゴール。スコアは振り出しに引き戻される。

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