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2年連続で日体大柏高から柏へ!速さと巧さ兼備の190cm、オウイエ・ウィリアムがFW転向きっかけに飛躍しJ1加入勝ち取る

ゲキサカ / 2022年9月20日 15時3分

日体大柏高FWオウイエ・ウィリアムが柏レイソルへ。(写真協力=日体大柏高校サッカー部)

 柏レイソルは20日、来季2023年シーズンからの新加入選手として、日体大柏高(千葉)FWオウイエ・ウィリアム(3年)が内定したことを発表した。日体大柏は2015年から柏と相互支援契約を結んでおり、柏アカデミーコーチの指導の下、“レイソルアカデミー”の一つとして活動。今年加入したDF土屋巧に続き、日体大柏からの柏入りは2年連続となる。

 柏や仙台でDFとして活躍した日体大柏・根引謙介監督は、DF目線で「(FWオウイエは)懐の深さやシュートのところも上手いので、不用意には飛び込めないですよね」と語る。左SBを務めていた川崎F U-15ではU-18チームへの昇格を逃し、日体大柏へ進学。2年時は中盤の控えだったが、その冬に「守備は最低限のところを要求して、より攻撃の部分で彼の力が出るように」(根引監督)FWへ転向したことで可能性を広げた。

 FWとして柏U-18の活動に短期参加。チームに戻り、年明けの“裏選手権”に参加したが、最初の2試合はベンチだった。それでも、3試合目にゴールを決めるなど可能性を示す。「昔からバックやっていたんですけれども、シュートは少し上手かったので自信があった。(以前は)『FWは無理だ』と自分で止めていた部分があったんですけれども、やってみて、慣れて行くうちにどんどんできるな、と可能性を感じました」。

 その後、J3クラブへの練習参加も経験。根引監督は「いくら僕が『力があるよ』と言っても、体感しないと分からない。体感して『できる』と思えたことが彼の自信というか、強烈な後押し、スイッチになったんじゃないかなと思います」と言う。スイッチの入ったFWが、柏U-18よりも「個人の強みを伸ばしていくことは大事にしている」(根引監督)という指導方針のチームの中で続けた飛躍。優勝した関東大会千葉県予選で高さとスピード、そしてキックの上手さを発揮するなど活躍を認められたオウイエは、柏への練習参加のチャンスを得る。

「(柏では、DFに)結構潰されたりしたんですけれども、時々良いプレーは出せたかなという感じです。ボールを受けて相手をかわしてシュートを決めたりというのは少しできました。(一方で)『動きは良いけれど、すぐプレーが途切れちゃう』、『連続性がまだない』、『でも、そこができればもっと上に行ける』と言われました」。守備の行き方など課題は多かったが、大きなポテンシャルがあることを証明。FW森海渡の迫力ある動きや、トップチームのFWたちの動き出しのタイミングを学んで帰ったオウイエに、吉報が届いた。

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