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尚志が怒濤の5ゴールで仙台ユースとの上位対決に圧勝!! プレーオフ出場へ大きく前進

ゲキサカ / 2022年9月17日 20時43分

後半開始早々ゴールを挙げたMF吉満迅(3年=6番)を祝福する尚志の選手たち

[9.17 高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ東北第15節 仙台ユース 0-5 尚志 マイナビ泉PT]

 17日、高円宮杯JFA U-18サッカープリンスリーグ東北第15節の各試合が東北各地で行われた。宮城県仙台市のマイナビベガルタ仙台泉パークタウンサッカー場では3位のベガルタ仙台ユースと2位の尚志高が対戦した。

 今年東北はプレミアリーグプレーオフの出場枠が1つしかない。プリンスリーグ東北は試合前の段階では首位が青森山田高セカンドで勝ち点33(12試合消化)、2位の尚志が勝ち点29(12試合消化)、3位の仙台ユースが勝ち点26(11試合消化)という状況。上位3チームが4位の聖和学園高以下を引き離しているため、プレミアリーグプレーオフ出場権争いは尚志と仙台ユースに絞られた格好だ。この試合で勝利した方がプレーオフ出場に大きく前進できる大一番となった。

 前半は互いに決定機をつくる拮抗した展開だった。仙台ユースはトップ2種登録のDF山田泰樹(3年)を起点に多くの決定機をつくり、尚志はボランチのMF岡野楽央(3年)からの展開やセットプレーで決定機をつくる。前半40分過ぎからはやや尚志に流れが傾き、DF鈴木大翔(3年)のクロスから何度か決定機を迎える。そして尚志は45+1分にCKのチャンスを迎える。DF白石蓮(2年)が蹴り出したボールのこぼれ球を仙台ユースの選手が誤ってゴール方向へヘディングしてしまい、これが入って尚志がラッキーな形で先制点を奪い、1-0とリードで折り返した。

 そして後半に入ってわずか1分、勢い良く攻め込んだ尚志は「FW網代(陽勇、2年)が競り合ったこぼれに反応できて、ドライブシュートみたいなイメージで打ったら綺麗に決まって良かったです」と語る右サイドハーフMF吉満迅(3年)のコントロールショットがゴール右上隅に突き刺さり、リードを2点に広げた。これで勢いに乗った尚志は同17分、右サイドで鈴木がボールを持つと、中央へと入り込んでいた吉満がボールを受けた。「真ん中で良い形で受けられた後、右サイドを走っていた(鈴木)大翔にパスを出して、大翔と目が合って折り返しをもらえて、落ち着いて決められた」と振り返った通り、吉満がまたもゴールを決めて3-0とし、試合の流れを決定づけた。

 後半押されっぱなしの仙台ユースだったが同33分、途中出場のMF松本康汰(2年)がゴール前に進入して倒されPKを獲得する。しかし、松本が左に蹴ったPKは尚志GK鮎澤太陽(3年)に止められ、こぼれ球に反応したFW小野獅道(3年)もゴールに押し込めなかった。そして直後の同34分、尚志は右サイドでフリーとなったFW笹生悠太(2年)が吉満と同じような角度からコントロールショットを決めて4点目。試合終盤の後半45+1分にも網代がゴールを決めて、5-0と大勝。2位を堅守し勝ち点を32に伸ばし、3位仙台ユースを勝ち点6差と突き放した尚志は、プレーオフ出場に大きく前進した

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