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[NB CHAMPIONSHIP U-16]強度高い攻防戦。帝京が前回王者・飯塚を1-0で振り切り、2連勝!

ゲキサカ / 2022年9月18日 5時34分

前半3分、帝京高イレブンがMF永田煌(右)の決勝点を喜ぶ

[9.17 NB CHAMPIONSHIP U-16予選リーグ第2節 飯塚高 0-1 帝京高 時之栖うさぎ島G]

 U-16(高校1年生)の強豪32チームが優勝を争う“全国大会級”のフェスティバル、「newbalance CHAMPIONSHIP U-16」(静岡県御殿場市・裾野市)が17日に開幕し、予選リーグ第1節と第2節を行った。Aブロック第2節で前回大会(19年)優勝の飯塚高(福岡)と名門・帝京高(東京)が激突。帝京が1-0で勝ち、2連勝とした。

 ともに予選リーグ初戦を勝利し、連勝を狙う両校による戦いは強度の高いゲームに。そのスコアは、スーパーゴールによって前半3分に動いた。帝京は、中盤でボールを奪ったMF永田煌がハーフウェーラインをやや越えたところから40m強の超ロングシュートを放つ。これが高めの位置取りをしていた飯塚GKの頭上を越えてゴールイン。帝京が先制に成功した。

 帝京はさらに左SB池戸虹成のラストパスからFW安藤光大が左足シュート。直後にも連動した攻撃から池戸が右足を振り抜く。畳み掛けようとしたが、この後主導権を握ったのは飯塚の方だった。

 組織的に守る飯塚はアプローチも鋭く、帝京のビルドアップを封鎖。そして、質の高い動きでボールに絡むMF白石大和やMF松尾優輝、GK今給黎響斗を軸にゲームをコントロールする。帝京もボールを奪い返しに行くが、飯塚はそのプレッシャーを外しながら前進。前線で存在感を放つFW江下憲成の柔らかいボールタッチやMF久保修也のスピードも活かした攻撃で、内容良く試合を進めていた。

 だが、帝京は後半開始から投入されたFW森田晃が激しいプレッシャーの中でボールを収めて攻撃の起点に。チーム全体が積極的にボールを要求し、グループでの攻守を目指す帝京だが、この日は思うようにボールを保持できなかった。だが、森田や永田の健闘によって高い位置で試合を進めることに成功。また、怪我人が出た影響でCB起用された畑中叶空やCB有田啓吾が競り合いで良く頑張り、飯塚にチャンスを作らせない。

 加えて、右SB大舘琉史朗が相手のカウンターを阻止し、MF砂押大翔、MF堀江真広のダブルボランチもDFラインを幅広くサポート。そして、セットプレーから森田のヘッドやカウンターからMF秋山珀寧の放った右足シュートで相手ゴールを脅かした。

 飯塚の島田一真コーチは、「(試合は)面白かったですね。(FW森田ら帝京は)クオリティが高い」と相手を称賛。一方、帝京の松澤コーチは「(飯塚DFはプレッシャーの速さに加えて)最後足を出してくるし、高校年代でも強い。課題が見つかった。こういうチームを圧倒できるように」と語っていた。

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