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全日本大学選抜は山田新2発も“鬼門”韓国で勝てず…互いに日韓戦ホーム負けなしの因縁は続く

ゲキサカ / 2022年9月19日 16時41分

韓国での日韓定期戦を戦った全日本大学選抜

 大学サッカーの“日韓戦”『DENSO CUP SOCCER 第20回大学日韓(韓日)定期戦』が、9月17日に韓国・安養総合運動場で開催され、全日本大学選抜は延長戦の末に2-3で敗れた。

 同大会は6月25日に、レモンガススタジアム平塚で第19回が開催されたばかり。本来、日韓交互に各年で開催する決まりとなっているが、新型コロナウイルス感染症の影響で2年にわたり中止となっていたため、変則的に今年中に韓国でも開催されることとなった。

 6月に行われた試合では、日本が5-0と圧勝。先日、U-21日本代表への招集が発表されたFW木村勇大(関西学院大4年=大阪桐蔭高/京都内定)がハットトリックを達成し、実力の差を見せつけた。だが、その衝撃の結果に全韓國大学選抜も動いた。6月のメンバーから選手2人だけを残し、監督も含めたメンバーを“総入れ替え”。合宿中にはチェ・ヨンス監督率いるK1リーグの江原FCとトレーニングマッチも実施するなどしてチームの強化を図った。

 一方の全日本大学選抜は、多少のメンバー追加はあったものの、ベースとなるのは6月の試合のメンバー。事前準備は短いながらも、チームワークと攻守両面での連携を武器に韓国に乗り込んだ。

 日本は、GKは飯田雅浩(国士舘大4年=青森山田高/東京V内定)、4バックはDF奥田勇斗(桃山学院大3年=G大阪ユース)、DF山崎大地(順天堂大4年=広島Y)、DF岡哲平(明治大3年=FC東京U-18)、DF三浦颯太(日本体育大4年=帝京高/甲府内定)。中盤はボランチにMF熊澤和希(流通経済大4年=流通経済大柏高/柏内定)とMF植村洋斗(早稲田大3年=日大藤沢高/磐田内定)、攻撃的な左にMF倍井謙(関西学院大3年=名古屋U-18/名古屋内定)と、右にMF齊藤聖七(流通経済大4年=清水ユース/清水内定)、2トップにFW山田新(桐蔭横浜大4年=川崎U-18/川崎F内定)とFW落合陸(東京国際大4年=柏U-18/柏内定)という布陣で臨んだ。

 試合は全日本大学選抜が、鮮やかな連携から序盤の主導権を握った。しかし前半7分、左サイドのMF倍井が鮮やかな突破で好機を演出するも、齊藤が放ったシュートは枠の外に。倍井は同11分にも左サイドから自らペナルティエリアに切り込んでシュート。同31分には同じく倍井の飛び込みに熊澤が走り込むが、どちらもゴールにはつながらない。

 すると30分を過ぎたころから全韓國大学選抜がカウンターを仕掛け始める。韓国はたびたびセットプレーから日本のゴールを狙うも、キャプテンGK飯田がこれをストップ。しかし両チーム無得点で終わるかと思われたが、前半終了間際のアディショナルタイム1分、CKからイ・サンヒョクにヘディングシュートを決められてしまう。

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