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[NB CHAMPIONSHIP U-16]矢板中央が初優勝!団結力と伝統の堅守、練習重ねたテクニックも勝因に

ゲキサカ / 2022年9月19日 21時12分

矢板中央高が“全国大会級”のU-16フェスティバル、「newbalance CHAMPIONSHIP U-16」で初優勝

[9.19 NB CHAMPIONSHIP U-16決勝 流通経済大柏高 0-1 矢板中央高 時之栖うさぎ島G]

 U-16(高校1年生)の強豪32チームが優勝を争う“全国大会級”のフェスティバル、「newbalance CHAMPIONSHIP U-16」(静岡県御殿場市・裾野市)は19日、決勝を行い、ともに初優勝を狙う流通経済大柏高(千葉)と矢板中央高(栃木)が激突。矢板中央が1-0で勝ち、初優勝を飾った。大会MVPは準決勝、決勝で連発した矢板中央MF田中晴喜が選出されている。

 矢板中央は全国高校選手権で4度3位になっているが、日本一の経験はまだない。そのチームが決勝で対戦した流経大柏や青森山田高(青森)、前橋育英高(群馬)、市立船橋高(千葉)、静岡学園高(静岡)というプレミアリーグ勢や、帝京長岡高(新潟)、東山高(大阪)、米子北高(鳥取)、興國高(大阪)などの強豪校が出場した「newbalance CHAMPIONSHIP U-16」を7戦無敗で駆け抜けた。

 ゲーム主将のCB川隅雄哉は、「これまで個でやっている感じが見られて『団結力を作って行こう』という話があって、練習で走りとかキツイことをみんなで励まし合って練習してきました。前後半メンバー入れ替わりでも、ベンチのメンバーも出ている選手のために頑張る、声出しをする、ということを意識して変わって行って、ニューバランスカップもできたと思います」と頷く。味方のゴール、好プレー、勝利を全員で歓喜。表彰式後には全員で手を繋いで円陣を組み、「カンピオーネ!」の大合唱で感情を爆発させていた。

 試合は開始5分に動いた。矢板中央は左CKにCB永井陽太朗が飛び込む。相手GK、DFと競ったボールはゴール方向へ。これを田中が頭で押し込み、矢板中央がリードを奪った。追う展開となった流経大柏は8分、左サイドをMF堀川由幹とMF坂井伯で崩し、ラストパスをファーのMF奈須琉世が右足シュート。だが、矢板中央左SB手嶋飛燕がブロックする。

 強い向かい風の中で前半を戦う矢板中央だが、守り一辺倒になることなく、田中の左足ミドルなどで2点目を狙う。攻め込まれても慌てずにパスやクリア。前線のFW加藤神人やFW坂井礼努、田中にボールが収まるため、流経大柏に連続攻撃を受ける回数が少なかった。

 矢板中央は堅守速攻のイメージが強いが、金子文三コーチは前日の試合後、「守備頑張れば、全国3位まで行ける。(その上に行くためには)攻撃でプレッシャーを掛けられるチームにならないといけない」と語っていた。この1年生の代はドリブル、リフティングなど個の技術力強化を徹底。MVPの田中もその成果を口にしていた。

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