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選手権初出場に挑戦する日体大柏の成長株は“学校設立以来一番”の学力。CB古金谷悠太はDFラインの要と学年1位を継続して冬へ

ゲキサカ / 2022年9月21日 21時33分

文武両道を貫いてきた日体大柏高CB古金谷悠太(3年=TUソレイユFC出身)は、最終ラインの要として選手権初出場へ

 柏レイソルと相互支援契約を結び、「レイソルアカデミー」の一つとして活動する日体大柏高(千葉)は、20日に190cmエースFWオウイエ・ウィリアム(3年)の23年シーズン柏加入が内定。注目度がさらに向上する中、チームは10月8日開幕の選手権千葉県予選決勝トーナメント制覇に挑戦する。

 日体大柏は19年にプレミアリーグ勢の市立船橋高、流通経済大柏高を破って33年ぶりにインターハイ出場。両名門校が不参加の関東大会予選では2連覇中だ。相互支援契約によって、柏のアカデミーコーチがチームを指導。現在はいずれも柏などで活躍した根引謙介監督と菅沼実コーチを中心としたスタッフの下、個とチームの強化を目指している。

 その中で根引監督が、「賢いので、言ったことを重ねて重ねて伸びてきた選手かなと思いますね。試合を増すごとに安定してきています。本当に伸びている選手というか、今も新しいことを要求しているけれど前向きにやってくれている。こっちが要求できることが増えてきている。まだ伸びる」と認める存在が180cmCB古金谷悠太(3年=TUソレイユFC出身)だ。

「僕、中学校の時、凄く弱いチームだったので、(相手が)J下部だけで『凄い』みたいになっていた」という古金谷。1年生時は試合に絡めず、1年生チームの主戦場である関東Rookie Leagueにも「全然出られなかった」と振り返る。

 2年目の昨年1年間は、Bチームで試合経験を重ねた。そして昨冬、先輩たちが引退して新チームがスタート。その際はAチームに入れなかったが、得意のビルドアップを「誰にも負けないようにしよう」と努力してきたCBは訪れたチャンスを掴む。けが人が出た影響もあってAチームで出場機会を得ると、攻守両面で勝利に貢献。CB柴田光琉(3年)らとともに台頭し、春から現在まで継続してAチームのスタメンに名を連ねている。

 この夏はパワーワークカップ(千葉)や和倉ユース大会(石川)で全国トップクラスの強豪校と対戦。神村学園高(鹿児島)の世代最強FW福田師王(3年)と戦い、「(福田の)コンディションはあまり良くなかったと思うけれど、その中でも2失点して1本は僕の裏抜けられて…。そのままGKと1対1を決められて、守備はまだまだだなと」と振り返る。

 また、昨年度3冠の青森山田高(青森)とも対戦。相手のパワフルなセットプレーや鋭い攻撃にゴールをこじ開けられてしまったが、落ち着いてビルドアップするなどできていることも多かった。

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