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試練を経て逞しさとエネルギー増した注目ボランチ。MF根津元輝は士気を上げ、ピッチ内で前橋育英を「楽にできる選手に」

ゲキサカ / 2022年9月24日 20時30分

「前半は自分自身も手応えがあって、ゴールも獲れたので。全然100点満点じゃないですけれども、それなりにできたかなと思います。FKも本当に練習していたところなので、あそこで蹴らせてもらえることも嬉しいことなので、ああやって結果を出せて良かった」。試合中は徳永と“喧嘩”するほど意見を出し合い、同時に支え合って勝ち点1を獲得。続く青森山田高戦は0-1で敗れてしまったが、自身に課す「チームを楽にできる選手」になっていく意気込みだ。

「これまでピッチ外でもチームの士気を上げることはできたんですけれども、ピッチ内のところで怪我している間は全然できなかったので、いかにチームを楽にできるかとか、チームを楽にできる選手にならなければいけない。怪我は仕方ない。残すはプレミアと選手権で、懸ける思いは誰よりもあるつもりでいるので、本当にそこは自分の高校サッカー全てを懸けて頑張りたい。ゴールへの意欲が今、本当にあるので、エゴすぎちゃだめですけれども、ボランチの位置でも決定的なゴールを決められる選手になりたいと思っています」

 離脱中、身体的な不安はなかったが、懸念されたのは生命線のボールタッチ。「トレーナーとか、みんなによく手伝ってもらって」パスアンドコントロール、細かなドリブルを1からやり直して取り戻してきた。離脱中の筋トレで増量した体重も3kg減らし、コンディションは明らかに良くなっている。また、プロのボランチの映像をこれまで以上にチェックし、俯瞰して見てきた根津は、トレーニングから余裕のある動き。今後はピッチ内で、個人としても輝くと同時に、インターハイ優勝からまだ浮ついた部分のあるチームを引き締めていく。

「自分がやらないといけない。自分もプレーで引っ張っていくことは毎試合意識しているんですけれども、プレー以外のところでも自分はできると思っている。本当にまだまだ足りないなとは思っているのでもっと嫌われるくらい、バチバチ言わなければいけないのかなと思っています。嫌われ役は買って出ないといけない。奢らずにチームの士気を高め続けることが自分の役割だと思っているので、次はプレミアと選手権へ向けてやっていきたい」。試練を経て高まった逞しさと冬へのエネルギー。根津が前橋育英の士気を上げ、ピッチ内で楽にし、夏冬連覇への大きな力になる。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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