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トップ昇格内定の10番でキャプテン。浦和ユースMF堀内陽太は3つの“プレッシャー”に打ち勝ってプロの世界へと飛び込む

ゲキサカ / 2022年9月25日 8時47分

トップ昇格が決まった浦和レッズユースの10番でキャプテン、MF堀内陽太

[9.24 高円宮杯プリンスリーグ関東第13節 浦和ユース 1-0 東京Vユース 埼スタ第2]

 浦和の10番。浦和のキャプテン。ただでさえプレッシャーの掛かる役割に、夏以降は『浦和のトップチーム昇格内定』という要素も加わった。ただ、もちろんそのすべてを乗り越えるだけの力があるからこそ、そのすべてを背負ってプレーしている。それがこのクラブのエンブレムを纏って、プロのステージで戦うことに、そのまま繋がっていくのだから。

「プロに入ったらまたイチからのスタートなので、1年目から試合に出るつもりで入りたいですし、足りないところは自分から監督やコーチや身近にいる選手に聞いて補いながら、しっかりいろいろなものを吸収して、試合にどんどん絡めていけたらなと思います」。

 常に100パーセントの力を出し切れる、とにかく真面目なナイスガイ。浦和レッズユース(埼玉)の10番にしてキャプテン。MF堀内陽太(3年=クラブ与野出身)は小さい頃から憧れていたクラブで、いよいよプロサッカー選手としての人生を歩み出す。

 “4連敗”だけは許されなかった。この日の相手は東京ヴェルディユース(東京)。今シーズンはプリンスリーグ、クラブユース選手権の関東予選と本大会、3度対戦してすべて負けていたが、「今週は練習が終わった後にみんなでヴェルディとどう戦おうかと話す時間も凄く増えて、それと同時に結構グラウンドに早く来たりとか、サッカーに対する気持ちも強くなっていって、今回こそはという気持ちで臨めました」と堀内はチームの雰囲気に手応えを感じていた。

 試合は浦和ユースが押し気味に展開。ただ、何度も決定機を掴みながら、なかなか1点を奪えない。それでも終了間際の後半45分にCKを得ると、堀内のキックをFW清水星竜(2年)がヘディングで合わせ、劇的な決勝ゴール。「気持ちが前面に出て勝てた試合なのかなと思いますし、個人的にも目に見える結果が欲しかったので、そこは良かったです」。堀内のアシストもあり、因縁の相手に競り勝った赤い歓喜が、試合後のピッチに広がった。



 今シーズンはキャプテンに指名されている。元来が真面目な性格。加えて前期はなかなかチームの結果も出なかったことで、池田伸康監督は堀内の苦悩を感じてきたという。「良いプレーをしなくてはいけない、チームを勝たせなくてはいけない、という責任感が強いので、本当に抱え込んでいるなと。それに『あの選手がトップに上がるんだよ』と言われていることに対しても、やらなくちゃいけないということで空回りしている部分もありますけど、それは関根(貴大)もそうでしたし、高校3年生でトップ昇格が決まっている選手というのは、僕たちが思っている以上に重たいものを背負っているんです」。

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