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日の丸を背負ったことで加速した成長欲。横浜FCユースDFヴァン・イヤーデン・ショーンが見据える進化のその先

ゲキサカ / 2022年10月3日 19時45分

193センチの長身を誇る横浜FCユースDFヴァン・イヤーデン・ショーン

[10.2 高円宮杯プレミアリーグEAST第16節 横浜FCユース 1-1 青森山田高 横浜FC・LEOCトレーニングセンター]

 日の丸を背負ったことで確実に上がったハードルも、今は自分の力に変えるだけの決意も定まっている。もっと上手くなりたい。もっと強くなりたい。その先にある世界を、もっと知りたい。行けるところまで、どこまでも。

「代表から帰ってきてからは『アレがショーンか』みたいな感じで周りからも言われますし、もっと上に行くには周りからの評価が求められてくるので、その期待を裏切らないプレーをこれからも続けていきたいと思います」。

 横浜FCユース(神奈川)が育んだポテンシャル抜群の長身センターバック。DFヴァン・イヤーデン・ショーン(3年=横浜FCジュニアユース出身)は年代別代表の経験も大きな糧に、見据える目的地を今まで以上に遠くまで、着々と伸ばし始めている。

 9月のリーグ戦は負傷もあって2試合を欠場。前節も途中出場だったヴァン・イヤーデン・ショーンにとって、今節の試合にはどうしてもスタートから出たい理由があった。相手の青森山田高(青森)にはジュニアユース時代の3年間をともに過ごしたFW小湊絆(3年)がいるからだ。

「代表が終わってからケガをしてしまって、その間に自分の代わりに出ていた選手も奮闘していたので、自分の価値を証明し続けないと、代表に行ったからといって自分のチームで試合に出られるわけではないので、今週は練習から頑張りました」。その甲斐もあって4試合ぶりにスタメンへ復帰。“親友”とのマッチアップに臨む権利を得る。

「試合が始まる前にも絆とはお互いに連絡を取り合って、モチベーションを高めて試合に臨みました」。センターバックとフォワード。何度もマッチアップを繰り返す中で、前半にはセットプレーの流れから小湊にゴールを許してしまう。その後にチームは追い付いたものの、結果は1-1のドロー。楽しみにしていた“再会”に決着は付かなかった。

「久しぶりに同じピッチでサッカーができて、お互いに成長したなとは感じましたし、絆も中学からスピードがあったので、やっぱり速いなと思いました。自分は中学校の時はビルドアップがあまり上手くなかったんですけど、今日は絆やもう1人のフォワードの足を止めるパスや運び方は結構見せられましたし、前半で相手も結構疲れて足が止まっていたので、そこは自分たちの思うようにできたのかなと思います」。そう話したヴァン・イヤーデン・ショーンも、試合後は小湊とジュニアユース時代のチームメイトで記念写真を撮る一幕も。この日の90分間は彼らにとって、きっと勝敗を超えた忘れられない記憶になることだろう。

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