[国体少年男子]CB笹修大や左SB冨谷央雅が思いを表現。一体感持って「撃破する」に集中の北海道がベスト8進出!
ゲキサカ / 2022年10月4日 3時55分
[10.3 国体少年男子2回戦 京都府 0-1 北海道 真岡市総合運動公園運動広場(人工芝)]
北海道は目の前の相手を「撃破する」。登録16人が代表チームとしての責任感を持ってまとまり、1勝にこだわって戦い、7年ぶりの国体8強入りだ。
北海道は地域選抜と北海道コンサドーレ札幌アカデミーの選手による北海道トレセンリーグU-16兼国体選手選考会によって国体メンバーを決めており、今回はトレセンリーグで優勝した北海道コンサドーレ札幌アカデミー中心のメンバー構成。普段は繋ぐスタイルだが、この国体ではその特長も残しながら「北海道のために勝負に徹する」(森川拓巳監督、北海道コンサドーレ札幌U-18)。
仙台市(宮城)での事前合宿を経て開催地の栃木入り。コロナ予防対策を徹底しながら勝つための準備を行ってきたチームは、初戦で前半苦戦しながらも鹿児島県を4-0で下した。その初戦で右SB冨谷央雅主将(北海道コンサドーレ札幌U-18、1年=スプレッド・イーグルFC函館出身)が接触プレーで右目上を切って交代し、この日は大事をとってベンチスタート。冨谷のために、という思いも込めて戦ったイレブンが劇的勝利を飾った。
ピッチでは、冨谷からキャプテンマークを託されたCB笹修大(札幌大谷高、1年=札幌大谷中出身)が「央雅くんが怪我している中でキャプテンマークを託されて、やっぱり一番大きいのは北海道の代表として来ているので、北海道の代表として戦うぞという気持ち」という思いを表現。強豪・札幌大谷で1年生レギュラーを務めるボランチは、CBとしてもヘディングと対人の強さ、ポジショニングの良さを発揮してチームを支えていた。
その笹やGK茂木克行(北海道コンサドーレ札幌U-18、1年)が中心となって京都府の多彩な攻撃に対抗。ピンチを作られながらも無失点を続け、カウンター攻撃の際には勇気を持ってスプリントし、数的優位を作り出す。
後半11分には前半から鋭い動きを見せていたFW安達朔(北海道コンサドーレ札幌U-18、1年)が負傷交代するアクシデント。だが、勝ちに行く姿勢は揺るがなかった。そして、21分には冨谷を左SBとして投入。「自分は包帯をグルグルに巻いていて、相手も『こんなやつ出るのか』という感じだったと思うんですけれども、そこでもしかしたら相手は穴かと思うかもしれないですけれども、それを超えるようなプレーをして逆にビビらせるようなプレーがしたい」と冨谷は奮闘する。
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