[国体少年男子]青森が宮城との東北対決制し“三度目”の準決勝へ! 26年地元開催を前に初優勝目指す
ゲキサカ / 2022年10月4日 22時54分
[10.4 国体少年男子準々決勝 青森県 3-0 宮城県 真岡市総合運動公園陸上競技場]
U-16世代の日本一を争う第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」サッカー競技少年男子の部は4日、準々決勝を実施。青森県と宮城県による東北対決は、前半35分に奪ったDF伊藤柊(1年、青森山田高)の先制点を皮切りに3点を奪った青森が勝利した。5日の準決勝では北海道と対戦する。
2回戦からの登場となった宮城に対し、青森は1回戦からでこの日が3試合目。前日の2回戦はPK戦までもつれていた。そうした疲労もあり、「前半は勢いがなかった。疲労ももちろんあったけど、構えてしまったというか、うちらの良さである相手に向かっていく姿勢ではなく、受けて立った所があった」(上田大貴監督)。立ち上がりから、チームとして狙う前からの守備が機能しなかった。MF齋藤俊輔(1年、仙台ユース)ら2列目の技巧派を中心とした仕掛けから、FW萩原空真(1年、聖和学園高)がDFの背後を狙った宮城の攻撃に手を焼いた。
前半3分には宮城のチャンス。テンポの速いパス回しで中央を崩し、齋藤が左足でゴールを狙ったが、シュートは惜しくもクロスバー。こぼれ球を狙った萩腹のシュートも枠の上に逸れた。23分にはクリアボールが右前方のスペースに落ち、走り込んだ萩原がシュートを狙った。
苦しい展開が続いた青森は、「失点して追う展開になると、取り返しがつかなくなる。早い段階で交替選手を入れて、攻撃を活性化しようと思った」(上田監督)とジョーカー役として置いておいたFW大沢悠真(1年、青森山田高)を投入し、試合の流れを変えに出た。
すると、前半終了間際の35分に、この試合初めての決定機が生まれる。右サイドの高い位置でスローインを獲得すると、スロワーに名乗りを挙げたのはDF小沼蒼珠(1年、青森山田高)。「中2ぐらいから青森山田に行きたいと思った時に、やっぱり1つぐらい武器がないと生き残れないと考えた。そこから練習終わりに30分ぐらい投げ込んだら、飛ぶようになった」というスローインがゴールに向かうと、ニアで伊藤が頭で合わせた。そのままゴールに向かったボールは中で競り合った味方と相手GKに触れることなく、吸い込まれ、青森が先制に成功した。
後半に入ってからの青森は選手同士の距離感を修正。DFラインが勇気を持ってコンパクトに保つことで、ボランチよりも前の選手を高い位置へと押し上げ、相手ボールに対してプレスに行けるようになった。先制したことで心の余裕も生まれ、攻撃の勢いも生まれた。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
苦しむ青森山田、8強で散った夏 生命線の堅守に綻び、高校選手権V2へ試される名門の真価
THE ANSWER / 2024年8月2日 15時11分
-
青森山田が活かした「1年前の教訓」。冷静に失点ゼロを徹底、PK戦で矢板中央を振り切る
ゲキサカ / 2024年7月31日 6時13分
-
3回戦も6-0!神村学園が青森山田の得点記録を上回るペースの3戦21得点、無失点で準々決勝進出!
ゲキサカ / 2024年7月30日 21時21分
-
大津が初戦で散る…阪南大高がプレミアWEST首位撃破!! 青森山田は7発、帝京長岡は5発快勝発進:総体1回戦第2試合
ゲキサカ / 2024年7月27日 18時30分
-
“8か月ぶり”の『We are green』。青森山田が“山田らしく”守り勝ち、涙と笑顔の今季ホーム戦初白星!
ゲキサカ / 2024年7月7日 21時6分
ランキング
-
1【ボクシング】性別騒動ボクサーの即時失格を米識者要求「ステロイドと同じ」「殺す可能性」
東スポWEB / 2024年8月2日 16時41分
-
2“ブーイングの嵐“ 『アンスポーツマンライクファウル』認められず ホーバスHCは猛抗議 フランス戦で八村塁は退場
日テレNEWS NNN / 2024年8月2日 20時33分
-
3バスケ男子3連敗で1次L敗退…八村離脱の苦境 52年ぶり自力勝利届かず…渡辺雄「最後までやりきった」
スポニチアネックス / 2024年8月2日 19時45分
-
4フェンシング美女・宮脇花綸は「ガチお嬢さん」東洋英和→慶応大!人気局アナと同級生だった
スポーツ報知 / 2024年8月2日 12時35分
-
5【柔道】ウルフ・アロン〝テレビばっかり出てる〟批判に小川直也氏が反論 競技普及への貢献を強調
東スポWEB / 2024年8月2日 5時4分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください