“国体ウォッチャー”森田氏が選ぶ「国体で印象に残る活躍、将来性示した11傑」
ゲキサカ / 2022年10月8日 8時13分
第77回国民体育大会「いちご一会とちぎ国体」少年男子の部は神奈川県が5年ぶり8回目の優勝を飾りました。U-16年代の都道府県選抜チーム24チームが熱戦を繰り広げた国体少年男子の部。例年と同じく各地の国体ブロック予選に足を運び、本大会でも全日程を取材をした“国体ウォッチャー”森田将義氏に、同大会で印象的なプレーを見せた11人を紹介してもらいます。
森田将義氏「3年ぶりの開催となった本国体は、AFC U17アジアカップ予選を戦っているU-16日本代表のメンバーが不在での開催となりました。ただ、各地域の国体を勝ち抜いたU-16年代の俊英ばかりとあって、どの試合でもキラリと感じさせるプレーを見せる選手が多くいました。代表経験を持つ選手はいずれも、アジア予選に行けなかった悔しさを晴らすようなプレーを披露。未経験選手の中にも日の丸を背負うだけのポテンシャルを感じさせた選手がいました。今回はそうした選手の中から今後、世代別代表のコアメンバーになって欲しいと思った選手をピックアップしました」
GK竹内琉真(北海道、北海道コンサドーレ札幌U-18 1年)
186cmの上背が目を惹く守護神で、シュートストップが持ち味。これまではゴールを守る意識が強く、ハイボールにアタックできなかったが、大会を通じて改善が進み、準決勝では安定感のあるプレーを披露した。準々決勝ではPKを止めるなど、大舞台での強さも魅力。
DF小沼蒼珠(青森県、青森山田高 1年)
高い身体能力と気迫を前面に押し出した守備対応で、相手を封じるDF。最終ラインならどこでもこなせる利便性も長所だ。チームを笑顔にする明るいキャラクターも売りで、「いつも楽しくなって、テンションが上がっちゃう。辛い時に頑張ってチームを引っ張っていく選手になりたい」と話す。
DF山本遥斗(福岡県、九州国際大付高 2年)
リバプールのファン・ダイクに憧れるCBは、187cmの高身長を活かした競り合いの強さが売り。「九国には小さくて速い選手がいるので、意識的にマッチアップして苦手を克服してきた」ことで、大型選手に多い身のこなしの重さも感じさせないのも強みだ。
DF山本虎(青森県、青森山田高 2年)
右利きながら中2の頃から自主練で磨いた左足キックの精度はピカイチ。最終ラインから左右両足で繰り出すロングフィードと競り合いの強さが光るCBだ。早生まれとして挑んだ今大会はリーダーシップと青森山田らしいゴール前での粘り強さでチームを支えた。
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