1、2年生のみの広島ユースセカンドに敗れてプリンス中国2敗目。選手権覇者・岡山学芸館は重圧を乗り越え、巻き返しへ
ゲキサカ / 2023年4月24日 11時3分
[4.22 高円宮杯プリンスリーグ中国第4節 広島ユースセカンド 3-2 岡山学芸館高 安芸高田市サッカー公園]
高円宮杯 JFA U-18サッカープリンスリーグ 2023 中国は22日に第4節が行われ、サンフレッチェ広島ユースセカンド(広島)と岡山学芸館高(岡山)が対戦。後半途中までに3-0とした広島ユースセカンドに対し、岡山学芸館も終盤に2得点を挙げて追い上げたが、広島ユースセカンドが3-2で逃げ切って勝利を収めた。
試合開始から、敵陣でのボール奪取を狙って激しくプレッシャーをかける岡山学芸館に対し、広島ユースセカンドが最終ラインからパスをつないで逆に敵陣を目指す展開に。一進一退の攻防が続いたが、ここで岡山学芸館にアクシデント。2トップの一角で先発していたFW木村奏人(3年)が負傷してプレー続行不可能となり、16分にFW伊藤泰尊(2年)との交代を余儀なくされ、早くも最初の交代枠を使うことになった。
そうするうちに24分、広島ユースセカンドが先制点を奪う。MF井上証(2年)が敵陣中央から、左サイドに走り込んだFW井上愛簾(2年)にパス。ファーストタッチで相手DFと入れ替わってフリーとなった井上愛が、間合いを詰めてきた岡山学芸館GK平塚仁(3年)との1対1を制して左足で蹴り込んだ。
岡山学芸館は30分に交代出場した伊藤に代えてMF池上大慈(2年)を送り込み、早くも2人目の選手交代で流れを変えようとするが、41分に広島ユースセカンドが追加点。MF桝谷歩希(2年)からのロングパスに反応して抜け出した井上愛が、再びGKと1対1を制して右足で決めた。
前半のシュート3本で2点を奪った広島ユースセカンドは後半に入ると、個々の技術と的確なポジショニングでパスをつなぐ連係がかみ合い、相手ゴール前にボールを運ぶ回数を増やしていく。何度か決定機を逃したものの、18分にカウンターから攻め込み、最後は左サイドでパスを受けたFW宗田椛生(1年)が決めてリードを3点に広げた。
苦しくなった岡山学芸館だが、終盤にようやく反撃に転じた。34分に右サイドの深い位置でスローインを得ると、交代出場のDF持永イザキ(3年)のロングスローをDF高山隼磨(3年)がヘッドで合わせて1点を返す。さらに40分、今度は左サイドからロングスローを投げ入れた持永が、こぼれ球を拾ったMF万代大和(1年)のパスから左足でミドルシュート。これが右ポストに当たりながらもネットを揺らし、1点差とした。
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