G大阪が16年ぶりクラブユース日本一!! 80+4分に勝ち越しも直後の同点被弾で3-3大激闘、最後はMF遠藤楓仁“父親譲り”のキックでPK決着
ゲキサカ / 2023年8月3日 7時7分
[8.2 日本クラブユース選手権決勝 FC東京U-18 3-3(PK4-5) G大阪ユース 味フィ西]
第47回日本クラブユース選手権(U-18)大会は2日、東京都の味の素フィールド西が丘で決勝戦を行い、ガンバ大阪ユースとFC東京U-18が対戦した。互いに点を取り合う激闘は2-2で迎えた後半アディショナルタイム4分、G大阪のMF武井遼太郎(1年)が劇的なゴールを決め、終止符が打たれたかと思われたが、ラストプレーの同6分にFC東京のDF永野修都(2年)がこの日2ゴール目となる起死回生の同点弾を記録。最後は延長戦でも決着がつかずPK戦にもつれ込み、7人目のMF遠藤楓仁(3年)が仕上げのキックを沈めたG大阪が16年ぶり4回目の優勝を飾った。
奇しくも1-1の引き分けに終わったグループリーグ開幕節と同じ組み合わせとなった“クラセン”決勝戦。立ち上がりは両チームともに出方をうかがう展開となったが、先にスコアを動かしたのはG大阪だった。
前半26分、U-17日本代表のMF宮川大輝(3年)が中盤で相手の背後にボールを蹴り出すと、FC東京守備陣のクリアが中途半端になったところにプレッシャーをかけ、MF天野悠斗(2年)がボールを奪取。天野はDF和泉圭保(3年)とのコンビで左サイドを打開し、マイナス方向へのパスを送ると、これを受けたFW安藤陸登(2年)が右足を振り抜き、グラウンダーでのシュートをニアポスト脇に突き刺した。
安藤は準々決勝・大分U-18戦(○5-1)での2ゴール、準決勝・岡山U-18戦(○1-0)の決勝ゴールに続き3試合連発で、得点ランキング2位の今大会5ゴール目。着実に結果を積み重ねてきたストライカーの一撃で先手を取った。
ところがその直後、FC東京が早くも試合を振り出しに戻した。前半28分、U-17日本代表のMF佐藤龍之介(2年)が右サイドの深い位置にボールを持ち運び、相手の守備ラインを大きく押し下げると、バックパスをDF金子俊輔(2年)がダイレクトでクロス。これにFW山口太陽(2年)が高い打点のヘディングで合わせ、豪快にG大阪ゴールを破った。
山口も決勝トーナメント1回戦・川崎F U-18戦(○2-1)と準決勝・清水ユース戦(○4-1)での2ゴールに続く今大会5得点目。負傷の影響でU-17アジアカップ参加を見送られ、この夏に向けて並ならぬ決意で臨んできたエースが決勝でも輝きを放った。
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