2年生FW井上愛簾が2発、エースFW中川育も鮮烈弾。夏に上手さと強さ磨く広島ユースがU-17ウズベキスタン代表を撃破
ゲキサカ / 2023年8月31日 0時10分
[8.10 Balcom BMW CUP第2節 広島ユース 3-1 U-17ウズベキスタン代表 広島広域公園第一球技場]
プレミア日本一へ、「鍛える」夏の成果を発揮している。サンフレッチェ広島ユースは10日、「HiFA 平和祈念 2023 Balcom BMW CUP 広島国際ユースサッカー」第2節でU-17ウズベキスタン代表と対戦。FW井上愛簾(2年)の2得点とU-18日本代表FW中川育(3年)の決勝点によって3-1で勝利した。
2日前のU-17日本代表戦は前半に中川、井上がゴールを決めたほか、ボールを支配し続けるなど圧倒的な内容。だが、後半16分の4枚替えからリズムを崩してしまい、終盤にギアを上げてきた相手に4得点を奪われて逆転負けした。
この日はU-17日本代表MF中島洋太朗(2年)が欠場したものの、日本戦とは異なる形のビルドアップにチャレンジ。広島ユースは長く神戸U-18を率いていた野田知監督が今年から指揮を執る。その新指揮官の下で磨かれたボールを大事に動かす力と、伝統的な前への強さの両面見せてアジア3位のU-17ウズベキスタン代表を撃破した。
先制点は前半13分。U-18日本代表CB中光叶多(3年)が左ハイサイドへのロングパスで局面を変える。ボールを受けた中川は、カットインから斜めのスルーパスを通す。最後は井上が右足シュートを決めた。広島ユースはアンカーのMF竹山心(3年)がDFラインへ落ちてビルドアップ。時にボールを下げて攻め直しながら、ゴールを目指す。
強度の高い相手の前になかなかチャンスの数を増やせず、逆に相手のスピードと技術力に押し返されるシーンも見られた。だが、1-0で前半を折り返すと、後半には「広島らしい」前からのプレッシングを2得点に結びつける。
10分、MF石橋聖也(3年)が奪い返しから左へ展開。中川が得意の形から中へ切れ込むと、最後は右足シュートを左上へ突き刺した。さらに13分、相手コートでウズベキスタンのビルドアップを封鎖。中川のインターセプトから石橋がDF背後へスルーパスを狙う。再び抜け出したのは井上。野田監督が「最近良いですよ。馬力がある。守備も上手くできるようになった。元々前にグイッと行く力のある子で、だいぶパワーアップしてきた。後半戦楽しみですね」と評するFWは、GKをかわしてこの日2点目のゴールを奪った。
井上は「(見て欲しいのは) 背後の動き出しです。(将来)Jリーグで得点王になって、A代表に選ばれて、ワールドカップで優勝することです」というフィニッシャー。日頃の練習から課題の守備に取り組み、U-17日本代表戦は自らのインターセプトから、この日も連動した守備からゴールを決め、「守備は個人としてもチームとしても良くなっている」と喜んだ。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
「まず守備から」の尚志が市立船橋を4-1撃破。“好循環”の連勝で地元開催のインハイへ弾み
ゲキサカ / 2024年7月6日 22時59分
-
[プレミアリーグWEST]首位・大津、静岡学園に8発大勝で7連勝…勝ち点3差で広島ユースが追走:第10節
ゲキサカ / 2024年6月30日 19時22分
-
強度に苦戦しながらもバトルし、連係や決定力で差。U-16日本代表がベネズエラを4-0撃破!
ゲキサカ / 2024年6月22日 8時14分
-
全国へ「絶対行くんだ」。鹿島学園が昨夏の全国王者・明秀日立を2-0で下し、茨城タイトル奪還
ゲキサカ / 2024年6月16日 17時33分
-
[プレミアリーグWEST]帝京長岡、静岡学園に逆転勝利で今季5勝目:第8節
ゲキサカ / 2024年6月16日 15時4分
ランキング
-
1女子バスケ日本が長所を失っても強い理由 五輪でも必要な「走り勝つシューター軍団」の真骨頂
THE ANSWER / 2024年7月6日 20時33分
-
2楽天ルーキー左腕・古謝(こじゃ)樹が6回零封で2勝目!同学年の黒川史陽が1号2ランの援護弾
スポニチアネックス / 2024年7月6日 17時22分
-
3【女子バスケ】日本がニュージーランドを圧倒!五輪前国内最後の強化試合 2大会連続メダルへ弾み
スポニチアネックス / 2024年7月6日 15時16分
-
4無死満塁から3K斬り…藤浪晋太郎を「昇格させろ」 マイナーで無双、高まる“待望論”
Full-Count / 2024年7月6日 18時32分
-
5大谷翔平 ボール確信もストライク…日米ファンが球審に怒りのブーイング
東スポWEB / 2024年7月6日 13時2分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください