[選手権]撃ち合い上等! 取られても取り返す! ラスト2分からの逆転劇で徳島科学技術が初の決勝進出:徳島
ゲキサカ / 2023年11月7日 14時35分
[11.4 選手権徳島県予選準決勝 鳴門高 2-3 徳島科学技術高 徳島市民球技場メイン]
失点しても関係ない。取られたら取り返すだけ。“撃ち合い上等”の精神で自分たちのスタイルにこだわり、鮮やかな逆転劇を完遂させた。
4日、徳島県の高校サッカー選手権予選準決勝が行われ、徳島科学技術高が鳴門高を3-2で下して初の決勝進出を決めた。
「取られたら取り返すしかない」(川越英司監督)
最初から最後まで攻めの姿勢を貫いた。徳島科学技術はいきなり開始6分に出鼻を挫かれてしまう。鳴門のCB矢部翔太(2年)に先制点を許し、早々に追い掛ける展開になった。しかし、選手たちは全く動じずに攻撃を展開。4-3-3の布陣を敷くチームはボールを中盤で動かすと、左ウイングのFW森生成(3年)と右ウイングFW藤井太志(3年)が果敢に仕掛けていく。最初は相手のブロックに阻まれていたが、徐々にクロスに持ち込んでゴール前のFW扶川魁一(3年)に入るシーンが増えた。幾つかあったピンチをなんとか凌いで攻撃を続けると、前半25分に追い付く。MF河野尚輝(3年)のラストパスから右SB赤尾凌空(3年)がミドルシュートを突き刺した。
勢いに乗ったチームの攻撃はさらに活性化。流れを掴んで前半を折り返したのだが、またしても立ち上がりに失点を喫する。後半4分に自陣でCB松下大河(3年)が主将のGK山口真広(3年)にボールを下げたが、大きく逸れてしまう。鳴門のFW吉井寛太(3年)にルーズボールを拾われ、無人のゴールへ蹴り込まれて再びリードを許した。
下を向いてもおかしくない状況だったが、「今年の子たちは良くも悪くも気にしない」(川越監督)。すぐに気持ちを切り替えて再び攻勢を仕掛ける。後半20分を過ぎたあたりからはサイド攻撃がハマり、中央で組み立てて外からクロスを入れるパターンが機能。特に効果的だったのはGKとDFの間に入れる速いクロスで、タイミングさえ合えばというシーンが何度も生まれた。
刻一刻と時計の針が進み、残された時間はどんどん減っていく。何度もゴール前に迫ったが、肝心のゴールが奪えない。しかし、選手たちは焦らず、粘り強くボールを入れ続けてチャンスを待った。
すると、後半38分だ。左サイドでボールを受けた森が切り返して右足でインスイングのボールを入れると、ニアに走り込んだ扶川がヘディングでゴールを狙う。GKとDFの間で合わせた一撃が見事に決まり、土壇場で試合を振り出しに戻した。
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