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[MOM4508]青森山田FW米谷壮史(3年)_これぞエースの仕事!県決勝で貫禄ハット。決定力の秘訣は「ゴール前では常に冷静に」

ゲキサカ / 2023年11月6日 11時59分

FW米谷壮史(3年)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.5 選手権青森県予選決勝 青森山田高 9-0 八戸学院野辺地西高 カクスタ]

 献身的な走りで攻守の流れを整え、ゴール前では貫禄のハットトリック。9-0の大勝に終わった一戦とはいえ、青森山田高FW米谷壮史が青森県決勝で見せたパフォーマンスは際立っていた。正木昌宣監督が「技術的に高い選手がいるので、スペースがなくてもこじ開けられる」と太鼓判を押す今季の青森山田。エースが同様の働きを続けることができれば、2年ぶりの日本一も見えてきそうだ。

 27連覇がかかる青森県決勝、さすがの王者も序盤は固さが見られた。「1点が決まるまではプレッシャーとか緊張感があって、メンタルを作るのは難しかった」(米谷)。それでも乗り越え方は知っていた。「ただアップも含めて『チームでチームで』という声かけがあったので、自分だけの世界に入るんじゃなく、チームのためにというのを意識していた」。

 全員がやるべきことを続け、相手を力強く押し込んでいった結果、前半12分にセットプレーからDF山本虎(3年)のヘディングシュートで先制点を奪取。同14分には、クロス攻勢で相手守備陣を圧倒しつつ、混戦からMF芝田玲(3年)が押し込むというゴールが決まり、青森山田らしいしたたかな形で2点を先行した。

 その後は相手を圧倒しながらもなかなかゴールが奪えない時間も続いた。しかし、そこで輝きを放ったのがエースの決定力だった。

「監督からも『3点目だぞ』という声をかけられていた」(米谷)。前半23分、FW後藤礼智(3年)のボールキープでつないだこぼれ球に走り込んだ米谷は、左足での強烈なシュートをゴール右隅へ。エリア内には相手守備陣が何人も立ちはだかる中、トラップなしでコースを打ち抜く精度が光った。

 そこからは止まらなかった。前半28分、後藤からの浮き球パスにオフサイドギリギリで反応すると、GKが飛び込んでくる中でも冷静にトラップし、ゴールにパスするようなフィニッシュで2点目。同38分には右からのクロスに飛び込んだ上で、反対サイドからの折り返しに反応し、落ち着いたトラップからゴール天井に突き刺すボレーシュートで3点目を奪った。

 前半だけでハットトリックの大活躍。左手で「3」のゴールパフォーマンスを見せた米谷は「正直、ハットトリックは嬉しかった」と笑みを見せつつも、「ただ味方が繋いでくれて、自分にクロスとかパスで出してくれたので仲間に感謝している」とパスをつないでくれたチームメートに感謝した。

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