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大手前高松が高松商を退け3年ぶり3回目の選手権出場!「ここがゴールではない」すでに視線は全国での躍進へ

ゲキサカ / 2023年11月12日 20時37分

大手前高松高が3年ぶり3回目の全国大会出場

[11.11 選手権香川県予選決勝 高松商高 0-1 大手前高松高 香川県総合運動公園サッカー・ラグビー場]

 第102回全国高校サッカー選手権香川県予選決勝が11日に行なわれ、高松商高と大手前高松高が対戦。FW山村音喜(3年)のゴールによって大手前高松が1-0で勝利し、3年ぶり3回目の全国大会出場を決めた。

 本格強化9年目の2019年に選手権初出場。翌2020年にも全国行きを果たし、常連校の仲間入りを果たすかと思われた大手前高松だが、昨年、一昨年は2年連続で涙を飲んだ。連続出場を果たした先輩たちに憧れ、門を叩いた今年の3年生は一度も全国の舞台を踏んでいないため、「他のチームよりも人一倍全国への想いが強かった」(MF増田凌、3年)。

 ただ、前半は決して満足の行く試合展開とは言えなかった。高松商は従来の4バックではなく、3バックでスタート。主将のDF柴村泰駕(3年)を中心に守備を固めて、カウンターからゴールに迫るのが狙いだった。10分にはFW星野滉成(2年)が胸トラップでおさめたボールから、MF徳田一輝(2年)がロングシュートを放つなど入りは上々だったと言える。

 対する大手前高松は攻め込んでも相手に跳ね返されるため、狙い通りのポゼッションができなかった。後方でボールを動かしはするものの、間延びしたせいで重心が低いのが前半の課題。「いらない所にポジションをとって、必要な所に人が足りていない」(川上暢之監督)状態だったため、相手ゴール前に侵入しても、決定機には至らない。19分には右サイド高い位置でスローインを獲得。DF東山諒大(3年)が大きく投げ入れたこぼれ球をMF竹内蒼一朗(2年)が狙ったが、ミートできずスコアレスで前半を終えた。

 後半に入ると高松商が攻撃のギアを入れる。左ウイングバックに入ったMF秋山慧汰(3年)が力強いドリブルを披露したほか、MF櫨林康生(2年)も3列目から積極的にスペースへと飛び出し、攻撃を活性化していく。後半2分には秋山が仕掛けたこぼれ球から、櫨林がゴールを狙うなど試合の流れを完全に引き寄せた。

 悪い流れを断ち切りたい大手前高松は10分にMF洲脇海輝(3年)を投入し、4-1-4-1から3-4-2-1にシステム変更。高松商とのミラーゲームに持ち込んだ結果、適切な位置に人員が配置され、展開が好転していく。特に良くなったのは中央の厚み。2ボランチと2シャドーの4枚でセカンドボールを拾って攻撃に繋げた結果、自分たちの時間を増やしていく。

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