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明秀日立が全国2冠への挑戦権を獲得。謙虚に成長、勝ち、質を求めてまずは茨城制覇

ゲキサカ / 2023年11月13日 0時38分

明秀日立高が茨城県予選を制した

[11.12 選手権茨城県予選決勝 明秀日立高 4-0 霞ヶ浦高 カシマ]

 成長と白星を重ね、夏冬連続日本一に挑戦する。第102回全国高校サッカー選手権茨城県予選決勝が12日、茨城県立カシマサッカースタジアムで開催され、インターハイ優勝校の明秀日立高と決勝初進出の霞ヶ浦高が激突。明秀日立が後半の4得点によって4-0で勝ち、4年ぶり5回目の全国大会出場を決めた。

 静岡学園高や青森山田高、桐光学園高といった強豪を連破し、同校にとって初、茨城県勢にとって44年ぶりの日本一に輝いた夏から3か月強。「もう一回チャンピオンになれるためにひたむきにやりたいということが一つと、図々しい話ですけれども2冠をするチームは過去5チームしかないので、まぐれでも良いから取りたい」(萬場努監督)。彼らだけが持つ夏冬連覇への挑戦権を明秀日立が獲得した。

 明秀日立は前半からダイレクトプレーやミドルシュートに積極的にチャレンジする。また、今年のチームの特長でもある右WB長谷川幸蔵(3年)、左WB益子峻輔(3年)の両翼の突破力を活用してゴール前のシーンを創出。FW石橋鞘(3年)が積極的にボールに係わり、強烈な右足ミドルを枠へ飛ばした。

 だが、この日は中盤の柱・MF吉田裕哉(3年)が累積警告のために出場停止。中盤中央に入ったMF大原大和(3年)とMF阿部巧実(2年)が効果的な配球も見せていたものの、前半に関しては、攻守両面で彼の不在の影響が少なからずあった。ゴール前のシーンを作るも、ラストの局面で粘り強い霞ヶ浦DFの足に当てられるなど、決め切ることができない。

 それでも、球際の強度の高さや攻守のスピードで決勝初進出の霞ヶ浦を苦しめる。三鷹高(現三鷹中等教育学校、東京)、駒場高(東京)を選手権へ導いている霞ヶ浦・山下正人総監督は、「明秀はフィジカルと言われているけれど、フィジカルじゃない。勇気があって、戦っているから。山田に勝っても、静学に勝っても、気持ち的に強い子が多いよね。自信をもってやっている」と分析していた。

 明秀日立は最前線のFW熊崎瑛太(3年)が身体を張り、石橋、MF柴田健成(2年)の2列目が飛び出す動きも。だが、霞ヶ浦も引かずに前からボールを奪いに行き、ゴール前のシーンも作り返して見せる。また、FW谷本一翔(3年)のロングスローも活用。前半32分には右のMF安部友兜(3年)のドリブル突破を起点とした攻撃から、左の10番MF大谷陸斗(3年)がクロスを上げる。

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