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神戸弘陵が悲願の県内三冠達成!! 「彼らの自信になる」と成長を加速させ、全国へと乗り込む:兵庫

ゲキサカ / 2023年11月13日 12時11分

チーム初の県3冠を達成した神戸弘陵高の選手たちが集合写真に収まる

[11.12 選手権兵庫県予選決勝 神戸弘陵高 3-1 神戸科技高 ノエビアスタジアム神戸]

 第102回全国高校サッカー選手権兵庫県予選決勝が12日に行なわれ、神戸弘陵高と神戸科学技術高が対戦。3-1で勝利した神戸弘陵が3年ぶり12回目の選手権出場を決めた。

 神戸弘陵が今年掴んだタイトルは新人戦、インターハイに続き、3つ目。県内では頭一つ抜けた存在であるため、元から対戦相手に警戒されるチームではあるが、タイトルを積み重ねるとより警戒され、勝利の難易度は上がる。警戒網を打ち破っての三冠達成は価値があり、改めて強さを証明する一年となった。

 一発勝負のトーナメントを勝ち上がる準備も万全だった。前半3分には、「選手権ではセットプレーが大事になってくる。決勝まで1週間あったので、いろいろ準備してきた」と谷純一監督が口にするリスタートから試合を動かす。ショートコーナーのリターンをMF北藤朔(3年)が後ろに下げると、DF阪上聖恩(2年)がゴール前にクロス。待ち構えたDF柴尾美那(3年)が頭で合わせて、ゴールネットを揺らした。

 1点を奪ってからも、神戸弘陵らしいパス回しからコンビネーションの崩しで神戸科技を押し込む。9分には自陣で奪ったボールから、素早くFW馬場悠平(3年)を経由し、FW石橋瀬凪(2年)がシュート。12分にはMF木津奏芽(2年)のスルーパスから、MF佐波昂大(3年)がゴール前に抜け出そうとしたが、神戸科技DF河邉天志(3年)の巧みなカバーリングに遮られた。

 押し込みながらも追加点が奪えず、繋ぎでのミスも見られたが、カウンターへの対策も織り込み済み。「科技高は決勝まで無失点で来ている。得点の形を見たらショートカウンターとロングスローが多かったので、そこの準備はしてきた」(谷監督)。持ち前の守備センスで先読みし続けたDF岡未來(3年)と柴尾、アンカーのMF大井孝輔(3年)の3枚でリスク管理を徹底し、1点リードで前半を終えた。

 後半に入ってからも神戸弘陵が試合の主導権を握り続ける。後半16分には佐波がDFの背後に浮き球を入れると、馬場が抜け出しに成功。切り返しで相手DFをかわすと、最後は後方から走り込んだ佐波がボールを貰い直して、ゴールネット揺らした。

「チャンスは多く作れるチームなので、焦らずに続けていけば必ず2点目は入る。後半の20分までにもう1点獲れたら良いなと思っていたら、10分過ぎに獲れたので2点目がかなり大きかった」。指揮官の言葉通り、追加点を奪ったことで精神的な余裕も生まれる。19分には馬場が前線からのプレスで相手DFのミスを誘うと、そのまま無人のゴールに流し込み、3点目をマーク。24分にも北藤のパスから、木津がクロスバー直撃のシュートを放つなど最後まで攻撃の手を緩めない。

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