森保J、26年W杯予選初陣で5発完勝スタート!! 上田綺世が鮮烈ハット、佐野&前川がA代表デビュー
ゲキサカ / 2023年11月23日 20時25分
ややペースを落とした日本だったが、前半アディショナルタイム4分に追加点。毎熊が危険なファウルを受けて相手にイエローカードを出させた直後、素早くFKで再開すると、堂安がカットインすると見せかけてニアサイドにスルーパスを送り込む。これに上田が反応。角度のないところから右足ダイレクトで突き刺し、この日2点目で3-0とした。
日本は後半開始時、谷口と鎌田に代わってDF渡辺剛とMF佐野海舟を投入。渡辺は2019年のEAFF E-1選手権・香港戦以来の4年ぶり2試合目のA代表キャップで、初招集の佐野はこれがA代表デビューとなった。ボランチに入った佐野は立ち上がりから積極的にプレー。深いタックルでのボール奪取やミドルシュートなど次々に良さを発揮した。
そして後半5分、日本が追加点を奪った。田中の縦パスから南野が中盤で前を向き、浮き球のパスを送り込むと、狭いスペースから上田が反応。一瞬の動き出しで相手DFを振り切り、最後はGKのいないコースに蹴り込んだ。上田はこれがハットトリック。A代表通算得点数を一気に5ゴールとした。
日本は直後にも堂安がクロスバー直撃のシュートを放つなど、攻め手を緩めない。後半18分には相馬のFKから渡辺が惜しいヘディングシュートを見せ、同19分には南野が果敢なドリブル突破からGKを強襲する左足シュート。同21分、相馬の連続シュートもGKを次々と襲い、さらに畳み掛けていった。
後半22分、日本は上田と南野に代わってMF守田英正とFW細谷真大を投入。U-22日本代表から追加招集で急きょ合流した細谷は昨年7月のE-1選手権以来、1年4か月ぶりのA代表2試合目となった。後半開始時から4-2-3-1に変え、佐野と田中がダブルボランチを組んでいたが、ここから再び4-1-4-1となり、守田はアンカーに入った。
日本は後半26分、細谷のポストプレーから堂安が左足で狙ったが、強烈なシュートはGKがスーパーセーブ。直後にはエリア内でこぼれ球を拾った相馬が相手を背負いながら左足シュートを放つも、わずかに枠を外れた。同29分には佐野が鋭い持ち上がりで中盤を切り裂き、スタンドを沸かせていた。
後半36分、日本は異例のGK交代を敢行。大迫に代わってGK前川黛也を投入した。大迫にアクシデントはなく、経験を積ませるための交代とみられる。前川は21年3月、A代表に初招集されたが2試合とも出番はなく、今年10月シリーズの再招集では負傷で途中離脱。2年半越しのA代表デビューとなった。
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