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「ゲームの世界の選手」との対峙と年代別代表で膨らんだ向上心。川崎F U-18MF尾川丈は戴冠を懸けた「9年間の集大成」へ挑む

ゲキサカ / 2023年11月19日 20時4分

 短い時間ではあったが、実際に肌を合わせた“ゲームの世界の選手たち”は、やっぱり凄かった。「プレシーズンだったこともあってか、自分が出た最後の時間帯は相手も少し疲れていて、あまりプレッシャーもなかったんですけど、1回身体がぶつかった時のフィジカルの違いだったり、スピードの違いは凄く感じましたね。でも、それに追い付いていかないといけないと思うので、自分もそういう舞台に行けるように頑張っていきたいです」。まだ彼らを基準に置くまでにはいかないけれど、いつかあのレベルへ追い付くために、できることは日常をきちんと積み重ねていくことだけだ。

 残されたプレミアリーグもあと2試合。昨年の雪辱を期すその先の“1試合”、すなわちファイナルも戦うために、持てるものすべてをこのチームに捧げる覚悟はとっくに決まっている。

「自分は小学校4年生からこのフロンターレというチームに入らせてもらっているので、9年間の集大成として、まずはチームみんなでEASTを優勝して、去年成し遂げられなかったファイナル優勝を全員で、チーム一丸となって成し遂げられるように頑張っていきたいです」。

 青く静かに燃える闘志をたぎらせた、川崎F U-18の司令塔。尾川は自らが辿ってきた『9年間の集大成』の先に、埼玉スタジアム2002の表彰台でカップを掲げる未来を、きっと思い浮かべているに違いない。



(取材・文 土屋雅史)●高円宮杯プレミアリーグ2023特集

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