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[MOM4545]栃木U-18FW村上竜規(3年)_ゴール前で輝く「栃木のドラゴン」。アカデミーの先輩・明本考浩に憧れるストライカーが3戦連発!

ゲキサカ / 2023年11月27日 19時3分

栃木SC U-18が誇るストライカー、FW村上竜規(3年=栃木SC U-15出身)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[11.25 高円宮杯プリンスリーグ関東2部第17節 栃木U-18 1-1 水戸ユース 壬生町総合公園陸上競技場]

 背負っている9番の意味は自分が一番よくわかっている。積み重ねてきたゴールは、すべてチームの勝利のため。最後の1試合だって、1年間を掛けて携えてきた自分への自信は、何ひとつ変わらない。

「今日も多くのサポーターが来てくださって、『アカデミーのことを後押ししたい』と思ってくれるサポーターの方々が増えてきているので、もっとアカデミーが注目されるように、今年は絶対にプリンス2部で優勝して、1部に昇格させたいと思います」。

 栃木SC U-18(栃木)を最前線で牽引してきた、プリンスリーグ関東2部きってのストライカー。FW村上竜規(3年=栃木SC U-15出身)は多くの人の想いを背負い、目の前のゴールへと突き進み続ける。

 勝てばプリンスリーグ関東2部参入初年度での1部昇格が決まる一戦。相手は水戸ホーリーホックユース(茨城)。少なくない両クラブのサポーターもスタンドに集結した“北関東ダービー”の舞台で、いきなりその男は躍動する。

 前半3分。狙いは明確だった。「サイドを基点にということは話していた中で、実際にサイドの選手が基点になってくれて、自分は中で合わせるだけだったので、シュートを打ちやすいポジションにいられるように工夫したら、良いボールが入ってきました」。MF佐藤佑磨(3年)との連携で左サイドを崩したDF臼井春翔(3年)のクロスが、中央で待っていた村上の足元に届く。

 利き足とは逆の右足でトラップ。「思ったよりトラップがズレたので、そこから力ではなくて、ボールを足に当てるところだけ意識して、ゴールに押し込むという感じでした」。利き足の左足でしっかりミートしたボールは、そのままゴールネットへと吸い込まれていく。

栃木U-18は村上(右端)のゴールで先制!

 その瞬間、踵を返して9番が向かったのはベンチと応援席がある方向。「多くのサポーターの後押しのおかげでゴールも生まれたと思いますし、あとは10番の揚石(琉生)が今日は出場停止で出られないということもあって、そういった人たちの分まで背負ったゴールだったので、あの方向へ行きました」。殊勲のスコアラーを迎えるチームメイト。これで村上は3戦連発。いきなりの先制点をストライカーが強奪する。



 だが、以降はチャンスこそ作るものの、なかなか次の1点が生まれない。「何回かチャンスはあって、そういうところを決められなかったので、後半は難しい展開になるとは何回も試合を重ねてきた経験からわかっていました」と話す村上も、31分にはDF小幡心(3年)のフィードから単騎で抜け出すも、シュートは枠を越えてしまう。

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