古賀塔子&谷川萌々子がデビュー! なでしこJは終盤2発で追い付くも後半AT7分に被弾…ブラジルとの打ち合いに敗れる
ゲキサカ / 2023年12月1日 5時24分
[11.30 国際親善試合 日本 3-4 ブラジル Neo Quimica Arena]
日本女子代表(なでしこジャパン)は30日、国際親善試合でブラジル女子代表と対戦した。試合はブラジル・サンパウロのNeo Quimica Arenaで開催。3-4で敗れた。
来年2月に控えるパリ五輪アジア最終予選に向けて、さらなる強化を目指すなでしこジャパン。池田太監督はこのテストマッチに4ー3ー3のフォーメーションを採用した。
ゴールマウスにはGK平尾知佳が立ち、4バックは左からMF遠藤純、DF南萌華、DF古賀塔子、DF清水梨紗。中盤の底にMF熊谷紗希が入り、その前にMF長野風花と長谷川唯が並んだ。左のウイングにMF宮澤ひなた、右にMF藤野あおば。先頭はFW植木理子が任された。
試合は立ち上がりから一進一退の攻防となった。日本は最終ラインから組み立てを図ると、センターバックのパス交換で出しどころをうかがい、そこにサイドバックと中盤の3枚が絡む。最前線の植木をターゲットにしつつ、両ウイングの宮澤、藤野の“個人技”も活かして相手ゴールに迫った。
前半9分には、植木が鋭い動き出しでボールを引き出すも宮澤のスルーパスにはあと一歩届かない。セカンドボールを拾って最後は長谷川が遠めから狙ったが、左足のシュートはゴール左に逸れていった。
日本は前線のところで収まりが悪くなり、また中盤のところでボールロストが目立つようになると、徐々に攻め込まれる時間帯が続いた。ブラジルは先頭のFWガビ・ヌネスにボールを当てて、そこにFWベアトリス・ジョアンとMFガビ・ポルティーリョが上手く関わっていき、シュートまで持ち込んだ。
日本は前半26分、右サイドでボールを受けた植木がタメを作って味方のヘルプを待つ。アンダーラップで駆け上がってきた長谷川がパスを受けてペナルティエリア内に侵入。右足であげたクロスに遠藤が飛び込んだが、シュートはミートしなかった。
ブラジルの攻撃で徐々に自陣でのプレー時間が多くなったの日本。それでも、平尾を中心に守備陣が最後のところで決定的なシーンを作らせない。なでしこジャパンデビューとなった17歳の古賀も落ち着いたプレーと球際の強さを見せて、マッチアップした相手に仕事をさせなかった。
すると、日本が先にスコアを動かす。前半38分、遠藤のスルーパスで左サイドを抜け出した宮澤がマイナス気味に転がすと、ボールはペナルティエリア内右の長谷川の元へ。折り返しを藤野がフィニッシュ。シュートはクロスバーに当たり、ゴールに吸い込まれた。
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