プレミアWEST王者に輝いたのは広島ユース!! 苦しみながらも勝ち点3をつかみ、2年ぶり6回目のV!!
ゲキサカ / 2023年12月3日 21時32分
[12.3 高円宮杯プレミアリーグWEST第22節 広島ユース 3-2 神村学園高 安芸高田市サッカー公園(天然芝)]
“高校年代最高峰のリーグ戦”高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023 WESTは3日に第22節(最終節)が行われ、サンフレッチェ広島ユース(広島)と神村学園高(鹿児島)が対戦。広島ユースが3-2で勝利し、2年ぶり6回目の優勝を決めた。
前節終了時点で2位の神戸U-18を勝ち点1上回って首位に立ち、勝てば優勝が決まる広島ユース。野田知監督が試合前に「優勝は目の前にある。つかみ取るために、まず前半で相手の気持ちを折ろう」と語りかけた選手たちは、開始直後からエンジン全開で攻めた。開始わずか19秒でMF鳥井禅音(3年)がミドルシュート、これは神村学園GK川路陽(3年)のセーブに遭うも、4分にもFW中川育(3年)がゴール前でシュートを放つ。
勢いのままに6分、早くも先制点を奪う。敵陣で相手のパスをインターセプトしたFW角掛丈(3年)から、MF中島洋太朗(2年)へ。ドリブルで持ち込んだ中島が左足で蹴り込み、均衡を破った。
なおも攻め続ける広島ユースは11分、右サイドを崩して角掛がセンタリング。逆サイドから中央に飛び込んできた中川がヘッドで合わせ、あっという間に2点のリードを奪う。
それでも野田監督は、前半で勝負を決めるべく「とどめを刺せと言っていた」という。だが神村学園は14分、MF名和田我空(2年)のミドルシュートは広島ユースGK山田光真(3年)に阻まれたもののCKを得ると、名和田のキックからゴール前で混戦となった後のこぼれ球を、DF鈴木悠仁(2年)が左足で決めて1点を返した。
悪い流れを止めた神村学園は徐々に落ち着いてパスをつなげるようになり、ゴールに迫るシーンを増やしていく。37分には広島ユースのGK山田へのバックパスを「緩いので狙っていた」というFW西丸道人(3年)が、キックしようとした山田よりも先に触り、入れ替わってフリーに。最後は確実に横にパスを出し、MF佐々木悠太(1年)が無人のゴールに決めて前半のうちに追い付いた。
2-2で迎えた後半、広島ユースは勝ち越しを狙ってゴール前でのチャンスを多く作るが、7分に鳥井がゴール前中央から放ったシュートはクロスバーに当たって決まらず。15分にはDF橋本日向(2年)が左サイドをドリブルで破って折り返し、再び鳥井が中央で合わせるも、GK川路を破ったシュートはゴールライン付近で鈴木にクリアされた。
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