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[MOM4549]尚志FW網代陽勇(3年)_前日の“染野先輩”のゴールにも刺激を受けた2023年の「尚志の9番」が決勝弾で勝利の主役に!

ゲキサカ / 2023年12月4日 19時14分

決勝ゴールでストライカーの仕事を果たした尚志高FW網代陽勇(3年=1FC川越水上公園出身)

[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[12.3 高円宮杯プレミアリーグEAST第22節 川崎F U-18 1-2 尚志高 等々力陸上競技場]

 守備だって、全力で前からプレスを掛け続ける。攻撃の基点だって、身体を張って作り続ける。でも、すべてはゴールするために必要なことからの逆算。最後に結果を出すのは、いつだってオレの仕事だという信念に微塵もブレはない。

「このチームには切磋琢磨し合える良いフォワードがたくさんいて、練習中から笹生(悠太)や(桜松)駿が点を獲ったら悔しいですし、たぶん彼らもそう思っているので、そういうところが自分たちの成長に繋がっているのかなと。もちろん勝つのは嬉しいですけど、自分のゴールで勝ちたいと思っている、エゴが強い3人だと思うので、そういうところもフォワードとしては重要かなと思います」。

 2023年の『尚志の9番』を背負う、優れた得点感覚を有するストライカー。尚志高(福島)を前線で牽引するFW網代陽勇(3年=1FC川越水上公園出身)の決勝ゴールが、チームにプレミアリーグEAST2位という大きな勲章を力強くもたらした。


 2位の川崎フロンターレU-18(神奈川)と対峙した、リーグ最終節。どちらも優勝の可能性を残した試合は、3位の尚志がFW笹生悠太(3年)のゴールで先制したものの、以降は相手の攻撃にさらされ続ける。そんな状況下で「前半はボールを握られていて、チームとして苦しい時間が続いていて、ハーフタイムに『後半は耐えていれば1本のチャンスが来るぞ』ということだったり、『フォワードの2枚が収めて時間を作れば自分たちのペースになる』と言われていました」という網代は、いつも通りのハードワーカーぶりで前線からの守備も怠らない。

 仲村浩二監督からの信頼も、とにかく厚い。「10番の若林も含めて、2トップが相当な運動量だったと思うんですけど、本当によく持ったなと。あの2トップに桜松も含めて、彼らじゃなければこのプレミアは戦えなかったんじゃないかなと思います」。攻守でチームに貢献するのはもはやデフォルト。その中で来たるべき瞬間を虎視眈々と狙い続ける。

 その時は終盤にやってきた。同点に追い付かれ、1-1で迎えた後半37分。右サイドでDF冨岡和真(3年)のパスを受けたMF若林来希(3年)が丁寧なクロス。MF藤川壮史(3年)のシュートがDFに当たったこぼれ球が、目の前に転がってくる。「ファーストタッチで良いところに置けて、あとは思い切り振り抜きました」。ボールの落ち際を右足で叩いたボレーは、ゴールネットへ豪快に突き刺さる。

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