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主力欠場も危機バネに。仙台ユースが清水ユース相手に夏のクラブユースのリベンジ達成!逆転勝利で2回戦へ

ゲキサカ / 2023年12月9日 13時7分

仙台ユースが逆転勝利で2回戦へ

[12.8 高円宮杯プレミアリーグプレーオフ1回戦 仙台ユース 3-1 清水ユース エディオンスタジアム広島]

 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2024参入を懸けたプレーオフが8日開幕し、1回戦が行われた。Bブロックのベガルタ仙台ユース(東北、宮城)と清水エスパルスユース(東海、静岡)との一戦は、3-1で仙台ユースが勝利。鹿島アントラーズユース(関東1、茨城)との2回戦(10日)に進出した。

 この2チームは7月に行われた日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会ラウンド16でも対戦していて、その時は終盤両チームにゴールが生まれ、前後半70分では決着がつかず、清水ユースがPK戦で勝利している。

 前半立ち上がりは1年でのプレミアリーグ復帰を目指す清水ユースが攻め立てた。11分相手のミスからボールを奪い、MF太田成美(3年)がゴール前まで進入しシュートを決めて、清水ユースが先制した。

 しかしその後試合を優位に進めたのは仙台ユースだった。キャプテンMF各務剛良(3年)をはじめ、球際に強い守備から、清水ユースDFラインの背後を積極的に狙い、決定機をつくり出していく。そして17分中盤でのボール奪取からパスがつながり、左サイドハーフのMF河野和真(3年)がゴール前へ進入し、ドリブルで仕掛け、相手GKをかわして同点ゴールを決めた。

 さらに39分右サイドで清水ユースのビルドアップのミスから、DFライン背後に抜け出したFW佐々木悠磨(3年)にボールが渡り、佐々木はゴール前へ突進する。「相手のミスからこぼれてきてカウンターという形だったんですけど、自分が決めてチームを勝たせるくらいの気持ちで今日は試合に入っていたので、迷わないで脚を振ったという感じでした」と振り返った通り、迷わず放ったシュートがゴールを突き刺し、仙台ユースが逆転に成功して、2-1と仙台ユースリードで前半を終えた。

 後半も立ち上がりは仙台ユースがペースを握り、後半10分にはボランチMF横山颯大(2年)がゴール前へと進入。FWピドゥ大樹(1年)からパスを受けてシュートを決め、リードを2点に広げた。

 点差を広げられた清水ユースはその後猛攻に転じる。前半44分から途中出場のMF小竹知恩(2年)が果敢に縦に仕掛けクロスを入れ決定機をつくり出す。また、後半から途中出場したMF針生涼太(1年)は宮城県出身で、仙台ジュニアユースのライバルクラブであるFCフォーリクラッセ仙台出身。地元Jクラブのユース相手に果敢に攻め立て決定機をつくり出す。さらにキャプテンDF岩崎海駕(3年)も攻め上がりを見せ、惜しいシュートを放っていくが、立ちはだかったのは仙台ユースGK室井陸杜(2年)。ファインセーブを連発し、清水ユースのゴールを許さず、終盤の猛攻は実らなかった。3-1で仙台ユースが勝利し、夏のリベンジを達成した。

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