「アジアをナメてるだけ」の屈辱的敗戦に10番・堂安律「チームが悪い時は俺が必要になってくる」
ゲキサカ / 2024年1月23日 20時49分
日本代表にとって35年ぶりのグループリーグ黒星という屈辱的な結果を経て、決勝トーナメント進出をかけて臨むインドネシア戦。ここまで2試合続けてベンチスタートだったMF堂安律(フライブルク)は今大会初先発が見込まれる中、気迫に満ちあふれた様子で前日練習を終えた。
決勝トーナメント進出条件は引き分け以上。敗れても3位通過の可能性が残っているが、楽観ムードを引き締めた。
「みんな(ラウンド16)で日韓戦があるんじゃないかとかいろんな話をしているけど、まだ決まっていない。インドネシアだってベトナムに勝っていて、その相手(ベトナム)に苦しんだ。インドネシアも勝てば可能性がある中で、先を見ている場合じゃないと思う。森保さんはいつも言っているけど、1試合1試合やっていく中で先に優勝があると。それがいま必要な言葉だと思う。目先の試合にまず集中して、そこから先のことを考えたい」
後半16分からピッチに立ったイラク戦後、多くのシュートを放ちながらも無得点に終わったことには「決定機を決められないというのは自分の課題」と振り返った堂安。それでも屈辱的な敗戦を受けて、自身が2ゴールを決めたカタールW杯敗退直後に宣言した「ずっとエースになりたいと言っていたけど、これからはリーダーにならなくちゃいけない」という使命感にみなぎっていた。
「悪くなった時にどれだけチームにリーダーがいるか。上手い選手だけじゃ勝てないのは全員がヨーロッパで戦っている中で分かっている。チームの中にリーダーが多ければ多いほど立て直せる力があるチームだと思っている。上手いチームから強いチームに変わっていくために良い試練が来ていると思う」(堂安)
そう話した翌日、堂安はDF中山雄太(ハダースフィールド)とともにいち早く練習場のピッチに立った。イラク戦の先発メンバーはホテルでのリカバリー調整だったため、練習が閑散とした雰囲気になりかねない中、積極的に周囲とコミュニケーションを実施。次の出番を狙うサブ組に更なる活力をもたらしていた。
その日の振る舞いについて堂安は「いつも通りやっているつもり。もちろんこういう時に出てくる選手が必要なのは分かっているけど、かといって普段してないのかってことになってくるので」とサラリと振り返る。しかし、いまやるべきことは誰よりも分かっていたつもりだ。
「チームがいい時は基本的に活躍しやすい環境にある。チームが悪い時、いわゆる活躍しにくい環境で誰が立ち上がって活躍できるか。まさにチームを助けられるかだと思う。そういう選手になりたい」
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
「最高のバトンの受け渡しができた」、東京Vの城福監督が“総力戦”での3戦ぶり白星誇る
超ワールドサッカー / 2024年7月21日 13時10分
-
森保監督がEURO視察で感じたベースの重要性「代表ではそこまで突き詰めてはやらないんだなと」
ゲキサカ / 2024年7月8日 11時55分
-
終盤はFW役も務めたC大阪DF西尾隆矢「発表当日だけ喜ばせてもらったけど…」パリ五輪代表入りを“気にしない”理由
ゲキサカ / 2024年7月6日 22時25分
-
堂安律、W杯最終予選組み分けに「そうこなくっちゃ」 難戦に意気込み「アジア最強ともう一度皆が思ってくれるように」
FOOTBALL ZONE / 2024年6月28日 16時0分
-
森保監督が明かす「守田英正の提言」の〝真相〟 SNS対策には強い決意
東スポWEB / 2024年6月27日 11時11分
ランキング
-
1なでしこジャパン、フランス国内の移動手段急きょ変更、高速列車→バス 路線網へ破壊行為の影響受ける
スポニチアネックス / 2024年7月26日 21時1分
-
2兄弟揃って大谷翔平の“餌食”…偶然にしては出来すぎ? 31号で判明した珍事実
Full-Count / 2024年7月26日 15時46分
-
3東京五輪での不正を否定「ドローン映像は見ていない」 スパイ行為で揺れるカナダ元GK「勘違いしないで」
THE ANSWER / 2024年7月26日 22時35分
-
4なでしこ清水梨紗がチーム離脱「凄く悔しいですが…気持ちは一緒に戦い続けたい」初戦で右膝負傷 正式発表
スポニチアネックス / 2024年7月27日 0時10分
-
5馬をムチで虐待、英スター選手が五輪辞退も広がる波紋 「腹が立つ」「初めてじゃない」怒りの声
THE ANSWER / 2024年7月25日 8時43分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください